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12−13で幌尻岳へ行ってきました。(振内・林道ゲートより往復)

幌尻岳
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=64420550

昭文社 大雪山・十勝岳・幌尻岳

百名山いちの問題児です。増水で登れなかったなんていうのは まだいいほうで、1週間小屋にとじこめられたとか、登山道が 閉鎖されたとか、あごまで水に浸かったとか、とにかくひどい 話は枚挙に暇がありません。
1999年7月増水で1週間カンヅメ、2001年7月死亡事 故、2003年8月には登山道崩落のため自衛隊ヘリで救出、 と、増水がらみの事故が毎年のように起こっている山です。僕 の知ってる人も増水のため河原で1ビバークしています。

しかも、どうやらここ2年位登山道(というかアプローチ道路) が閉鎖されていたらしく、しばらく登れない状態が続いていた、 ようです。
今年も(もともとの)林道ゲート前2.5キロの所までしか入 れない状態ですが、それでも行けるだけマシという状態です。 本来のゲートのところには、駐車スペースが5台…厳しいかも。 駐車スペースのキャパシティを考えると、この位置のゲートは 恒久化される可能性もあります。
ポロはアイヌ語で大きい、シリは山。なんだ大山じゃん。ポロ シリという山はここ以外にも道内にいくつか存在しますが、こ のポロシリは日高山脈の最高峰です。

公共交通機関での入山は絶望的(多分占冠駅からタクシーだけ ど構内タクシーがあるかどうかも、林道末端まで入ってくれる かどうかも不明。料金は軽く万収です。また帰りにタクシーを 呼ぶのは、携帯が入るような山ではないので困難をきわめると 思います。レンタカーが無難でしょう。駐車場に止まってた車 の半数はレンタカーでした)なので、車を使います。道の駅樹 海ロード日高(道の駅のまん前にホテルがあります)から10 キロか20キロ位南下したところ左手に幌尻岳のおっきい看板 が立っているので、ここを左折します。一山こすところまでは 舗装されていますが、あとは未舗装です。えっと、未舗装のダー トが、だいたい17キロ位続きます。、道はそんなに荒れてい ません。普通車でもいけます。道の駅樹海ロード日高からは、 およそ1時間半の距離です。
本来の林道ゲート手前2.5キロの所にゲートがあり、駐車場 はゲート左手にだいたい20台前後。朝いったときには一杯だっ たのでキャパシティ不足気味でしょう。マイクロバスやトレー ラ付の大きな車では、アプローチ道路が細いですから基本的に 無理と思います。

で、ここに車をとめて、ゲートをこえて歩き出します。車が通 れないような状態ではないのですが、自分の車では入りたくな い感じがしますね…
おなかがへったのでパンをかじろうと思ったら、なんと朝食と 昼食を車の中に置き忘れてきたことが発覚します。持ち物の ウェーディングシューズに気をとられていて、食料までは気が 回りませんでした。戻ってとってくるか。いや面倒だ。場所が 幌尻ですから、その日下山できない場合に備えて1日分食料は 余計に持っている。しかも念のためと思ってラーメンを1個余 分に入れた。水がある小屋まで行かないと何も食べられないが なんとかなるだろう。賞味期限は今日一杯なので、食べずに腐 らせてしまうが、ごめんなさい、である。

テクテクと歩いていくと、平成16年度災害復旧工事とかなん とかかかれていて、直したばかりと思われる場所が出てきます。 こいつがNo1からNo3まであり、No3すぎて、右側から 大きな沢が合流してくるあたりまでくると本来のゲートへやっ てきます。ここまではだいたい普通の足で45分程度かかります。 この位置に、登山届け提出ポストがあります。事前の調査では 用紙備え付けだったのですが、用紙がありません。用紙も筆記 用具もないので、涙をのんでここはそのまま通過します。

本来のゲートからは、さらに林道を5キロ、1時間30分歩き ます。歩き始めから実に7.5キロの林道歩きになります。地 図がしっかり読めればだいたい自分のいる位置はわかりますが、 はっきりしたランドマークとしては、中くらいのちょぼい橋で 右岸から左岸に渡るところがあります。これがだいたい本来の ゲートから2キロくらいの地点です。この後2回橋をわたって、 3回目の橋でもう1回左岸から右岸へ戻ります。右岸へ戻った 上のところに取水施設がたっており、ここまでが林道になりま す。林道の山側は落石が怖いのであまり歩きたくないような状 態です。谷側を選んで歩きます。

で、取水施設をすぎたところに、幌尻山荘4キロとかかれた看 板がたっておりますが、これが山中にある唯一の道標で、あと は分岐にも小屋の前にも、一切道標はたっていません。特に小 屋の前の分岐は、地図をしっかり読んだ上で正しい方向に登っ てください。ま、小屋番さんに聞いてしまうというチョンボな 手もありますが。
取水施設をすぎると、沢の右岸沿いに進む道となります。すぐ にいやらしい岩場をへつる所へやってきます。すぐ5m先に踏 み跡は見えているのですが、そこまで行くことができそうにあ りません。ちょっと足を出してみたのですが、岩は濡れている し、僕には無理そうです。
足場から下の沢までは3mくらいあるので、足を滑らせたら骨 折くらいはありえそうです。水の中で動けなくなったら体温低 下で死ぬ…なんてシナリオも考えられます。思い切って沢を行 くにも、丁度流れが速いところなのでかなりしんどそうです。 思案した挙句、ここでウェーディングシューズに履き替えます。 さてどうするかと考えたのですが、ここで昔岩登りやった経験 が生きてきます。慎重にかかりのいい手ホールドを探して、横 へ5mくらいへつり、無事向こう側へ出ることができました。

あとは右岸沿いの道を50分くらい行くのですが、1箇所(1 往復なので2回)渡渉する場所があります。50分位歩くと渡 渉開始点へやってきます。この場所には道標がたっていません。

ここから小屋まで、都合30回前後の渡渉があります。僕が行っ た日はそんなに水量が多くなかったみたいですが、股下まで入っ てポケットに入れておいたデジカメに水がかかる位まで水につ かったのが1回あります。(僕のデジカメは防水仕様なので水 がかかっても全然問題なし。沢登り用に買ったからね)
で、30回前後って、一体何回なのよ?これは、はっきりした ことはいえません。僕は行きと帰りで渡渉回数が5回くらい違っ ています。要するに、そういうルートなんだということです。 年があければルートも変わるみたいですし、大雨がくればルー トが変わってしまう、そんなルートです。
渡渉点には目印はありませんが、よく目をこらして見ると対岸 にテープがついている場所が多いと思います。

で、歩いた感想。こりゃ沢登りだ…まぎれもなく沢のぼりです。 そう考えると、このルートは沢登りとしては易しいな。滝を登 るような場所もないし。装備としては、ウェーディングシュー ズか沢タビのようなものがいいと思います。あと、渡渉の際に はストックがあるとバランスが取れて便利でしょう。人数があ る程度まとまれば、ホントーに念のためですが、補助ロープを 持っていれば安心感も増すと思います。
水量さえ安定していれば、臆するほど難しいところはないと思 います。ですから、自信がない人や渡渉が苦手な人はとくに雨 の日から1日くらいあけた天気の安定した日を選んで登るよう にしてください。ひざ位の深さのときはいいですけど、腰以上 の時は撤退も視野に入れた上で慎重に行動してください。渡渉 失敗して死んじゃった人もいるからね。

で、右岸側の正しい踏み跡を歩いてれば関係ないんですけど、 僕正しい踏み跡からちょっと離れたところ左岸側を歩いていた みたいで、右手から大きな沢が入ってきました。右とまっすぐ と、水量が同じくらいです。ここで間違った沢へ入ってしまう とサヨウナラです。地図を見返してみると、この右手の沢は五 ノ沢で、ここを直進すると裏側に幌尻山荘が見えてくるはずで す。間違った沢さんにバイバイして、ここはまっすぐ進みます。 果たして、ほどなく幌尻山荘へやってきます。
幌尻山荘へは林道7.5キロがだいたい2時間、取水施設(林 道終点)から幌尻山荘までが2時間30分で、だいたい4時間 30分前後と考えてください。

とりあえずテントの受付をするのですが、テントは3張りが限 界くらいであまり一杯張れません。
幌尻山荘は夏場管理人が入り、利用料を取られます。小屋泊ま りが1000円で、テントも1000円…えっ?なんか納得い かんなあ。
しかもこの小屋ふるっていて、ツアーでくると宿泊料金が 1500円になります。大抵のどこの小屋もツアーは裏で値引 きしてるんじゃないかと僕は思ってるんですけど、こういう値 付けはかっこいいなと思います。でもこういう値付けでやって いけるのも、百名山最短ルートの山小屋だからでしょうな。

ちなみに、やはり幌尻は自分の実力でくるにはしんどいと判断 した人が多いのでしょう。ガイドさんが棒立ててこれにつかまっ てってやってくれなかったらとても自分の力ではこれなかった とか言ってる人もいました。人数ベースで8割くらいがツアー 客で、僕の入山した日は2組入っていたようです。小屋は満員 で1人あたりのスペースの割り当てはかなり少なかったようで す。小屋の外で夕食やってましたが、僕とまったく同じものを 食べていたのには失笑です。

僕はまだ百名山は完登していないのですが、97座目。そろそ ろ語ってもいい頃でしょう。僕の感想ですけど、一番難しいの が、高妻山。2番目が、剱岳。幌尻はその次で3番目。

さらに余談ですが、この日百名山を完登した人が4人。最後に 残しがちで、なおかつ2年間事実上登れない状態だったのが効 いているのでしょう。

幌尻山荘までやってきてしまえば、もう登ったも同然です。こ こからは普通の登山道になりますので登山靴にはきかえて行き ます。しばらくはドロドロのヌチョヌチョの登山道ですが、し ばらく頑張ると森林限界をこえます。で、ここからがお花畑で す。花は正直期待していなかったのですが、かなりすごい状態 になっており、これが山頂直下まで続きます。
山頂直下に新冠コースとの分岐がありますが、この位置に道標 がたっていませんので、自分がやってきた方向をふりかえって 必ず確認しておくようにします。ここで間違った方向へ降りて しまうと2日くらい歩き続けるハメになります。
分岐からは10分で山頂です。山頂からの展望は360度まっ しらですが、下の方に東カールが見えています。
山頂までは幌尻山荘から僕の足で2時間30分ですので、普通 の人の足でだいたい4時間くらいです。

山頂にはあまり長居をせずに下山してきて、テントを張ります。 ツアーの人にウイスキーをごちそうになりました。

翌朝は元きたルートをいきます。昨日よりさらに水量も減って いるみたいで渡渉も余裕です。問題のしんどいへつり岩が見え てきたのですが、ん?手前の右側にずいぶん高いところを通っ ている踏み跡があります。もしかしてこいつで高巻きできるの か?と思って行ってみましたが、この下りがすごいぐちゃぐちゃ ですべり台みたい。どっちが楽だったかわからない位ひどいルー トでした。
あとは林道を7.5キロ歩いて車へ戻ってきます。


幌尻山荘を使う方は、事前に必ず山岳会へ連絡し、利用状況 を聞いてください。(使用できない日があり、またツアー客 が入って大入りになった日には泊まれない可能性もあります) 平取町山岳会 01457-3-3838

山荘に2泊して戸蔦別岳や七ツ沼の方まで回る人も結構いま した。日帰りする人もいるみたいですけど、場所が幌尻だか ら軽装では怖いなあ、と僕は思います。

写真 駐車場はこの位で20台前後。キャパシティは不足気味と思います
写真 7月より山荘に管理人が常駐します。山荘を利用する場合は事前に必ず山岳会へ連絡し、利用状況を聞いてください。以下云々
ちょっと待てよ。電話番号が訂正されてるな。
01457-3-3838と読める。
写真 ここが大雨で崩壊したところと思います。工事延長 1号 55mと書かれています。3号まであります。
写真 本来のゲート。ここまで車で入れるようになる日が、くるかどうかは僕には不明です。駐車スペースは5台くらいで完全にキャパシティ不足でしょう。状態は羅臼岳の登山口よりまだひどい状態です。駐車スペースを考えるに、ここまでゲートが開放される日は永久にこないのではないかと。
写真 花です
写真 取水施設です。ここを左手にいきます。
写真 登山道はこんな感じ(左側)
写真
写真
写真 幌尻山荘です。
写真 幌尻山荘から上の登山道はこんなもん。途中で森林限界をこえます
写真 ニッコウキスゲが咲いていました
写真 花。ショウジョウバカマかな
写真 花。シラネアオイ
写真 花。チングルマかな。そろそろ終わって実になるやつも出てくる頃かな
写真
写真 花。チドリ?
写真
写真 花。シャクナゲですな
写真
写真
写真 花です
写真 幌尻岳の山頂。周囲の展望は360度なのですが、この日はあいにくガスで何も見えませんでした。
写真 北のカールを眺めてみる
写真
写真 花です
写真 命の泉のところには道標がたっています

区切り線

*この山行のデータ(山行日基準)* データの見方
ルート ゲート終点−幌尻山荘−幌尻岳 往復
地図 昭文社 大雪山十勝岳幌尻岳。2万5千図だと幌尻岳になります。
Yahoo! (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
地形図 (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
難易度 文句なしに★★★です。小屋どまりで自炊の食料を持っていかないといけませんし、なんといっても渡渉がねえ。
所要時間 本来のゲート手前2.5キロ地点ゲート−本来のゲート 45分
本来のゲート−取水施設(林道終点) 1時間20分
取水施設−幌尻山荘 2時間30分
幌尻山荘−幌尻岳 4時間
幌尻岳−幌尻山荘 3時間
幌尻山荘−取水施設 2時間
取水施設−本来のゲート手前2.5キロ地点ゲート 2時間
他の季節 (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
トイレ 幌尻山荘にあるのが唯一です。程度汚い。駐車場にはありません
水場 幌尻山荘前の水場はよく出ています。命の水の状況は不明ですがどうやら雪の下らしい
避難小屋 幌尻山荘は自炊小屋で管理人が入ります。
(2006.4.9追記)
幌尻山荘は完全予約制になった模様ですので、かならず事前に問い合わせてでかけてください。
幕営適地 幌尻山荘前、七ツ沼カール付近。北カールも指定地になっていますが、どうやって北カールへ降りるのか不明
交通 公共交通機関での入山は絶望的。レンタカーか自家用車でどうぞ。駐車場まで未舗装。最新の情報によるとマイクロバスにのりかえとかいう話もあったので、交通の状況は確認してください
登山計画書 本来のゲートのところにポストがあります。用紙はありませんでした
問合せ先・参考文献 (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
その他

最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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