サイトマップ | 更新停止のご案内 | このサイトについて


筆者の山行リスト

日本横断
☆太平洋日本海縦走

北海道
☆北海道の山々

北アルプス
★槍・穂高・笠ヶ岳
☆槍ヶ岳〜剱岳縦走
★蝶が岳・常念岳
☆雲ノ平周遊05
☆雲ノ平周遊08
★乗鞍岳
★燕岳・餓鬼岳
☆五竜・鹿島槍
☆水晶岳
☆白馬岳

南アルプス
☆鳳凰山・北岳・仙丈
★南ア全山縦走2000
☆日本横断敗退2001
☆南ア全山縦走2002
☆南アルプス縦走2006
☆南ア全山縦走2010
☆南ア全山縦走2012
☆雨乞岳・日向山・入笠山
☆櫛形山
☆木曽駒ヶ岳

関東周辺
★富士山・宝永山
☆伊豆・天城山・幕山
☆雲取山・三頭・笹尾根
☆丹沢・塔ノ岳・大山
★箱根・金時山
☆富山・伊予ヶ岳
☆梅ヶ瀬渓谷

中央道方面
★大菩薩嶺
★茅ヶ岳
☆僕の一名山=明神山
☆大月駅周辺・三つ峠
★金峰・瑞垣山
☆御正体山・道志
☆石老・高尾・陣馬
★乾徳・甲武信岳
★蓼科・天狗・霧が峰
☆両神山・奥武蔵
☆恵那山
☆御嶽
☆御座山・西上州

東名方面
★静岡県の低山

東北方面
☆蔵王・吾妻・磐梯
☆白神岳
☆大潟富士
☆八甲田山・八幡平・岩木山
☆岩手山・栗駒・秋田駒
☆男体山・女峰山・奥白根
☆筑波山

関越方面
☆燧・至仏・会津駒
☆武尊山・吾妻耶山
☆谷川・平標・苗場
☆赤城・子持山
☆弥彦山
★巻機・平ヶ岳・越後駒

上信越方面
★四阿山・浅間山
☆妙高・雨飾・高妻
☆富山県の山

関西方面
☆大台ケ原・大峰山
★白山・荒島岳
☆伯耆大山・氷ノ山
☆四国剣山・三嶺
☆伊吹山・霊仙山

九州方面
★開聞岳
★霧島山・高千穂峰
★久住山
★祖母山
★阿蘇山
★英彦山
★雲仙
☆九州の山
☆九州の山2013

   

今年の夏は長期の休みが取れない。で、どこいこうかだいぶ逡巡したの です。

読売新道といえば、やるやる詐欺状態になっておりました。
いつかやる、といっていたものの、そう簡単にはいきませんで、ある年は 雲ノ平で風邪をひきまして読売新道は中止。その後も機会にめぐまれず、 南ばかり順調にペースを伸ばしてはおりましたが、読売新道はどうして も期間が短いので行きづらい。それを、新穂高からはいって、高天原で 温泉入って、読売新道をくだってくれる。という女性がみつかったので、 同行者も確保した。足はそんなに早くないと自称では言っているけど、 沢登りもやるんだからけっこう頑張れるんだろうし、そういう人が一緒 なら僕としても楽で安心だと思った。だけど…

8/13 快晴
鍋平−新穂高−鏡池−双六ヒュッテ


松本ICから安房峠道路を経由して新穂高に入ります。新穂高の駐車場は 満車とのことで、鍋平の駐車場にまわされて、ここで準備体操を念入りに 行なってから歩き始めますが、

新穂高まで、徒歩1時間…

初日の朝からさっそくミソがついてしまいます。帰りは歩きたくないね、 ということで、帰りは新穂高からタクシーを頼むことが確定します。


ホテルニューホタカ前のゲートで登山届を提出します。僕がペンに手を 取ろうとすると、もう提出したとのこと。詳細に書かれた登山届を事前 に用意してきたとのことで頼りになる相方です。

ゲートをくぐりまして、左手に穴毛谷を見ながら林道歩き。荷物の軽量 化が効いているのか、軽くはないけど重さを感じるほどの荷物ではない。 今回は20キロを少し出る位じゃないかと思います。小河内岳ですきや き、のときよりは間違いなく軽い。
相方にも、行き先が読売新道で楽な日は1日もないから徹底した軽量化 を、と事前に伝えてあったと思います。それで、テントは僕の4人用を 1張りだけにして、相方はテントを背負わない、ということに今回はし てあります。それでも、相方ザックが歩いているような状態でちょっと 心配になります。

時間のほうは中崎橋までぴったり1時間、笠新道入口まではもう20分 と標準CT通りで歩き、わさび平で最初の休憩。多少何人かに抜かれて いきますが、長期縦走の鉄則は、初日は頑張ってはいけない。まあ、と にかく初日は故障無くたどりつくことが大事なので体力温存で、と指示 しまして、左俣林道から小池新道に入り秩父沢で2回目の休憩をとりま す。小池新道の入り口はだいぶきれいに改修されたというか、崩壊した のを直したというのか、とにかくそんな感じです。

このあたりから相方すこし遅れ始めます。疲れた、と言うので、「まだ 疲れなくて大丈夫だよ」と声をかけてみます。

3度目の休憩はイタドリヶ原とシシウドヶ原のちょうど中間よりすこし 上。ここが大ノマ乗越への直登荒廃ルートとの分岐だろうと読んだので すが、相方のiPhoneのGPSを見せてもらうと、そこよりだいぶ下の様子。 本物のシシウドヶ原にはベンチ備え付け標識備え付けではっきりわかる 場所でした。その少し上鏡平まで1.5Hと書かれたところで4度目の休憩 に入ります。

小池新道の下側からの展望は、焼岳、穂高などで奥丸山が一番目立つピー ク。あれに、登ったことがあるのだがそのルートは手元の地図には書か れていない。

右手の2303のピークを目印にして、それと同じ標高まであがってくると 鏡平の、たぶん昔のテント場らしき場所(たしか僕が山をはじめた頃は 鏡平にテントを張れたような記憶がある)の木のテラスが見えまして、 その裏手が鏡平。槍がきれいに見える場所だが、夏山らしくもうこの時 間には槍はガスの中。

鏡平から弓折岳の間は相方完全にペースダウンでだいぶ待たされます。 暑さにやられているせいもあるようですが、ちょっとね、今回は行き 先が読売新道ということで心配になるわけなんですよ。
この間で1回荷物を投げ出して、弓折岳直下でもう1回。

弓折岳へあがるころにはだいぶガスに巻かれます。花見平は見事な花 でしたが、雪田も少し残っていてふちを巻くようでした。もう8月だ というのに雪の残り方が異様な感じでした。

2622からは双六小屋へむかってゆるやかなくだり。ほぼ1番手に出発 したはずなのにだいぶ抜かれて抜かれてしたのでテント場のほうはほ とんどいっぱいの状態で張る場所を探しまわらないといけないくらい でした。

それでもって、小屋のほうでビールでかんぱーい。
で、テントの方に戻ると、…あるっていうんですね、ワイン。どんだ け持ってきたんだ?って聞いたら、1本(=750g)
そんなの背負ってバテてるんじゃ、まるで某○○○○氏のようだとい うことで、とにかくおなかの中に捨てることにしますが捨てきれず翌 日持ち越しになります。
気象通報はもういい気分になって取らないことにしました。

テントの方は4人用を2人で使う贅沢な方法で、窮屈さをほとんど感 じませんでした。この4人用テントはひさびさにヒットな買い物だっ たような気がします。

夜半、相方トイレに出た時に、百名山98座目とかいうおっさんだか おじいさんだかにつかまったらしく、しばらく話し込んでいたそうで す。98座目ですか。はあそうですか、よかったですね。とこの場で は思ったのですが後日談がありまして…

8/14 快晴
双六ヒュッテ−双六岳−三俣蓮華岳−三俣山荘−鷲羽岳−黒部源流−雲ノ平


本日は雲ノ平までで、鷲羽とケーキセットを食べたい、という2つの 相方の望みがあるので早立ちです。順当ならまきみちかなあ、と思う のですが、双六も登りたいという相方たっての要望があがったので、 ヘッドライトで出発です。写真を撮りながらいきまして、2860.3に立っ たと同時に日の出があがってまいりました。しかしながらいい写真は 撮れません。

まあ、型落ちだから書いちゃうけど、今回もってきたカメラは、 EOS5D markIIという型落ちのフルサイズで、昨年使ったPENTAX K-7よ り一回り重くなりました。このカメラで、来年の日本山岳写真協会の 会員選抜を狙ってやろうと思っているのですが、僕はまあ末席にいて うだつが上がらない状態を安泰としているので(というか、まだ採用 作品の7割以上はフィルムカメラという選抜なんですね)落選専門で いきたいと思ってはおりますが、それはさておきそのEOS5D markIIを 必死になってふりまわして写真を撮るわけなんですよ。んだけど、い いのはないねえ(笑)
まあ、腕が悪きゃどうしようもないということで残念でした。

双六からは三俣蓮華をくだりますが、先行する相方中道から双六小屋 へ戻ろうとします。そっちじゃない、と言いまして、三俣蓮華のほう へ登りにいきまして、山頂で記念写真。・・・アレ?とったっけ?あ んまり撮った自信がないなあ。
今回はCFカードとSDカードのアダプターとSDカードが3枚で4 000駒以上の撮影可能体制で臨んだのですが、あんまり肝心な写真 は撮れていなかったようです。手の内をあかしますと、この山行でも 6日間の撮影枚数は300枚に届きませんでした。

三俣蓮華からはザレを下って行くのですが、相方「三俣山荘はどっち?」 がはじまります。鷲羽の根本なんだから、まあ深く考えなくても左で す。双六をこえたあたりからもう相方はペースは落ち気味です。 相方のザックは18kgくらいで史上最重量だそうで、まあちょっと 女性が普通のペースで歩くには若干しんどい重さではあったようです。

ケーキが先?山頂が先?うーん山頂。ということで山頂へ向かいます。 三俣山荘の前に荷物をおいて鷲羽は空身で水ももたずに(でもカメラ だけは持って)往復します。百名山3周目43座目?もう適当ですが 多分そのくらいの数の山をゲットします。ゲットしたら今日はいれか わりたちかわり人のやってくる落ち着かないこのピークで、空身で水 1本も持たずにやってきたのに長居をしようとは間違っても思わない わけで、登ったらそうそうに下山してきます。展望はぐるっと1周で みごとでした。

鷲羽は双六あたりからみるととてもかっこいいと思うのですが、登る となんか印象に弱い山だなあ、と思うんです。3度、登っているので すが、なんか短文書いてみろ、と言われてもそれができない。

で、もって、おりてきて、昼食をしまして、それが終わったらケーキ セットですよ。さすがに高いだけあって(というか、おごってもらっ ちゃいましたごちそうさまです)うまいですよ〜。前回時間的にあり つけなかったのは、黒岳往復したからでしょうかねえ。もうあまり記 憶がないのですが、ホントに時間的にぎりぎりだったように思います。

でですね、今日は三俣山荘泊じゃないんですよ。もうこのあたりで1 日のCTとしては十分出ている数字だと思うのですが、今日の予定は 雲の平まで。黒部川源流碑のところへくだっていきまして、源流碑の 前あたりに雲の平方向に踏み跡がついている。たしか前回きたときは 道標がついていたような気がしたのだが、どうみても踏み跡があやし いので草をわけてもう1歩踏んだら、足元の土がなかった。要するに、 茂みの中におっこったわけです。こりゃ大変だ、と思って必死になっ て這い上がりますが、5ポイントのダメージを受けます。その茂みの むこうがわが正規の登山道だったようで、30秒くらい先へ偵察に出 ていればこんなことはなかったのになあ、と思いました。

相方はもう源流から雲ノ平間のこの2時間ののぼりで絶望的にペース を落とします。問題の急坂をなかなかあがっていきませんが、相方が 言うには「鷲羽の登りがよくなかった」だそうで、あちらのほうに原 因があるとのことでした。今日ももうタイムが出ていますからね、ちょっ とバテはじめて仕方ないところでしょう。

日本庭園付近で休憩に入りまして、このへんで下り方向に歩いていく 人を何人かみかけます。はてこの時間から一体どこへ行くのでしょう、 という時間ですよ。

テント場入り口に荷物を放り出して、片道実荷で徒歩35分(という ことは空荷でいっても往復20分はかかる)までテントの受け付け。 本当は僕だけ行けばいいところを相方疲れているのにおつきあいして いただきまして、ホント頭があがりません。

つづいてもうすこし先で、雲ノ平のテント場を上から見下ろします。 結構上まではられていますが、テントの感覚は疎なので、昨日ほどは 苦労せずに済むでしょう。と思ったら甘かった。テント場の、あいて いるところは礫がゴロゴロしていてとてもテントを張れる状況ではあ りませんでした。要は、もう張れる場所がない。
よく見ると、水場の真ん前にスペースがあいている。増水すればたぶ ん水浸しになりそうだし、そうでもなくても人だかりで騒がしいサイ ト。まあ、明日まわりのテントが撤収していいところができたら移ろ う、ということにしてここでいいことにしますが、後からきた人はもっ と悲惨な場所に張っていたようで、静かだった雲ノ平はどこへやら、 です。僕ね、ふつうにや○○こさんと歩いてきて、トイレ十字路のか どっこの一等席にテント張ったことがある。んだけど、やっぱりここ 5年前にはじまったの登山ブームの人が、すこしステップアップして テントを持とう、というあたりまできているのでテント場がすごいこ とになっている。すこしブームが沈静化しないものかとも思うのだが、 日本のブームって、スキーにせよなんにせよ、ブームのうちはメチャ メチャチヤホヤされるくせに、ブームがすぎるとペンペン草も生えな くなっちゃうんで、そのへんでソフトランディングができればいいの ですが、と思うわけなのです。

8/15 快晴
雲ノ平−高天原温泉−雲ノ平

ちょっとひとっ風呂あびにいって、ふろあがりにビールの日です。た だし、ちょっとあびにいく風呂はくだりで3時間かかります。ふろあ がりのビールが飲めるまでは4時間の登りをこなさなければなりませ ん。
サブザックででかけるのですが、昼食をどうしようか迷いました。火 はもっていきたくないので行動食で済ませたいが、昼食を補うほどの 行動食は持っていない。2人分の行動食を持って、最悪高天原で昼食、 という計算ででかけることにします。

出発は遅めでしたがテントの撤収とかがなかったので日の出直後くら いですか。この時間にでかけて、ばばーっと高天原峠へ向かってくだ ります。けっこう目印はいっぱいで、一山超えるとアンテナが立って ます。さらにう下って行くと岩場の縁。奥スイス庭園の標識が出てく ると樹林の中へ入りますが、1度稜線のひらけたところに出てきます。 この場所が黒岳と池塘がはいったいい写真がとれそうな場所です。で すが、僕らはちょっと時間が悪くていい写真にはならなかった感じで す。
ふたたび樹林に入って、ハシゴ(鉄製のしっかりしたもので、若干長 いですがとくに危なくはない)を下るとほどなくして高天原峠へやっ てきます。高天原峠は何もないようなところです。ここまではほぼ標 準CT通りにやってきたのですが、サブザックですからね…もうすこ し早く着くかと思ったよ。そして、ここから右高天原方向へ降りるわ けなんですけど、あがってくるねーちゃん死にそうな顔をして登って くる。そんなにしんどいはずはないのに、これでもうビビリーですよ。

高天原峠から高天原までは、はっきりした判別地があります。それは 岩苔小谷(おおきな沢)を通過するところなのですが、その手前のバ イケイソウの群落(当然今はオバケ)あたりで、もうそろそろですか ねえ、なんて言い出す。残念でした。おおきな沢わたってからまだ 20分弱くらいかかるんです。

というわけで高天原山荘へやってきまして、僕は素通り相方はビール 1本ゲットののち温泉へ入ります。からまつの湯っていうんですけど ね、ぬるいんですね。野湯というふきさらしの展望湯が1つあるんで すけど、そのほかは女性用の囲い湯と女性用の露天、らしいんです。 ですが、女性用の露天のほうを男性が必死になって使っている様子で 良くありません。女性がやってきたんで、こっち入る?とか言ってみ たもののさすがにそういう勇気はないようなので(何度も書くけど、 混浴って女性が合法的にみせびらかせる場で女性の方がはるかに楽し いと思うのだが)あちらのほうと交渉してみる、なんて言ったままど うなったかはよくわからない。人数がふえはじめた頃合いをみはからっ て僕らはお風呂を出ることにしまして、雲ノ平まで帰ることにします。

帰りはサブザックですから、タイムより若干早いくらいで登って、1 度目の休憩が高天原峠、そこから1時間でアンテナのところまで戻っ てきてしまいCT2時間の半分強でした。お昼すぎには戻ってきてし まったのでテントの受付をして、ビールを買うわけなんですけど相方 2本買おうとして玉砕します。数に限りがあるのでおひとり様1本で、 と言われて素直にひきさがってきたのですが、冷静に考えてみると昨 日は2人でビール1本日本酒2杯、はOKだった。小屋を出たところ で「日本酒買っとけばよかったのに」と言ってみたのですが、もうい いや、ということでテント場に戻ります。


でね、テント場で言われたんです。またわっきーさんに怒られるかも しれないけど、とか言って、ザックの中から90度のスピリッツが500 mlくらい出てきた。体力のある女の子と山のぼると楽しいね。もちろ ん、さっさとおなかの中に片付けます。隣のテントでぼーっとしてい るおっさんをナンパしまして、いろんな山の話を小一時間くらいした でしょうかね。まあ、そういうのが楽しいんですけど、百戦錬磨、と いう雰囲気ではありませんでした。

相方とは「明日が核心だね」なんていう話をしますが、僕は「あさっ てが核心」だと思っていました。明日読売新道を下るのは、しんどい にはしんどいだろうけど、そのしんどい後の標高差1000mののぼ りっかえし(多分誰とも人と会うことはない道も荒れているだろう) の方が心配でした。
登山計画書には4時奥黒部ヒュッテ、と書いた、というのだが、あま いね、6時だろ、と読み直します。だいぶ余裕見ているんだよ、なん ていうんだけど、たぶんね、昨日までの足前からいって、4時に着く なんて夢物語。むしろ、中止がのどまででかかっているような状況で 本当にいっていいものか逡巡している位だということを理解してもら いたいと思いました。

8/16 快晴
雲ノ平−水晶小屋−水晶岳−赤牛岳−奥黒部ヒュッテ

読売新道を下る日です。途中の水晶小屋は収容人数の小さい予約制の 百名山ハンターのための小屋ですので、僕ら縦走の人には関係ない小 屋です。
くだりの標準CTで30分30分40分50分40分40分2時間3 時間2時間=約11時間。小屋と小屋の間が日本一離れているわけな んですけど、このルートを登った人も知っている。

まあ、タイムどおりにはいかないだろうと踏んでいたので、2時30 分のスタートです。ところが、テント場入り口3時。祖父岳分岐3時 45分、としょっぱなからCTの1.5倍。祖父岳分岐をすぎたとこ ろで道迷いをして15分のタイムロスで祖父岳登頂は5時すこし前、 と早出の貯金をここまでで全部使い果たしてしまいます。後ろからき た人も水晶まで行くと言っているのですが、先に行かせまして山頂で ご来光。いい加減写真がとれなくてイライラしていまいましたが、す こしスッキリです。祖父岳は全周展望の意外といい山です。
三脚立てようとはじっこの方へいくとグルグル言っているのがいる。 声はすれど姿は見えず、ということで覗きこんだらライチョウさんが 出てきてくれました。

ちなみに、祖父岳は僕の登りたいリスト2005にいた山なのですが、よ うやくここではじめて登ることが出来ましたパチパチパチ。

で、この直後に下からあがってきて、98座目がどういう言っている 酔狂なおじさんがいる。初対面の人に98座がどうこう語るなんで、 どうかしていると思うのが常識人というものだと思う。あ、例の双六 でつかまった98座おやじだろうと思って、「百名山2周目181座目」 って言ってかえしてやった。そしたらこの人、98座目なのは百名山 じゃないらしくて、祖父岳なんて通過以外に目的もなさそうなピーク を踏んだらすぐ帰ってきて追い越していった。あれで面白かったのか、 まあとてもおもしろそうには見えないが、本人がそれで満足ならそれ でいいと思う。ただ、布教はしてくれるな。

で、日の出をみたら、先へ進むわけなんですけど、のきなみ標準CT の1.5倍ちかくかかっている。気持ちの中で、どんなに遅くとも黒 岳8時、赤牛岳11時を過ぎたらもう突撃するのは体力的にいっても アカンやろ、と思っていた。水晶小屋が7時、水晶岳が8時20分。 この時点で、ひきかえすことを考えないといけなかったのかもしれな い。んだけど突撃した。
ちなみに、黒岳への登りですけど、けっこうこわいところがあります。 少なくとも五竜岳と同等くらいの難易度と考えていいんじゃないかと 思いますよ。そういう意味でも、日本最奥の百名山という意味も含め て難易度トップ5、くらいには入れてもいいんじゃないかと思います。

黒岳から赤牛までは、晴れていれば最高です。展望もいいし、ときど きプロムナードになりますし、ただ、歩いている人けっこういるんで すよね。多分1日に20組30組くらいは歩いているんじゃないかな という雰囲気なんで、静かな山行を期待しているとちょっとがっかり かもしれません。まあ、北アルプスでは十分静かなほうか。

相方あまりにもペースが遅いので、赤牛で荷物を投げ捨ててもらいます。 僕のザックは2キロくらい重くなりましたが、大勢に影響のない数字 です。

結果、赤牛岳は12時30分スタート。この時点で本日の最後尾です。 時間的には6時30分か7時着を予想した。まあ30分はヘッドライ トつけて歩くよね、なんていう話はした。
ヘッドライトで下山を強行するか、途中ビバークにするか迷ったので 相方に聞いてみたら、ヘッドライトで強行という。ただ、下りでかな ら体力的に足にきているようなので、その場になったら僕はビバーク を決断しようと思っていた。

赤牛岳からくだっていって、
7/8まで45分。5時間の8分割だったら40分弱かな、という感 じで、わりといいペース?とおもったのだが、よく地図を見ると等間 隔でない。8/8から2/8までは3時間、2/8から0/8までは 2時間である。2/8についたのは4時10分。まあ、極端に遅くは ないが、あきらかにCTから遅れているから、目標6時30分。やっ ぱり30分くらいはヘッドライトかなあ、と思ったのですが、かなり ヤな登山道でヘッドライトでは非常に歩きづらい道。それだもんで、 ビバーク地を探しながらの行軍です。3/8あたりには岩屋があって ドカシーが置いてあるのですが、そこはさすがに時間的にすこし早い。 もうすこし下ったところで決めたい、と思っていたら、CTで1時間 の2/8〜1/8間を40分ばかりでくだった。最善でもう30分く らいで下れれば日のあるうちに下山である。それっと頑張って、小屋 の水道パイプをまたぎます。これでもう小屋まで15分内外だろう、 という見当がついたのですが、木の道標が立っているところがある。 これに相方文句をつけた。時間くらい入れときなさいよ、と。まあだ けど、僕の推定が勝ちで2つ3つカーブを曲がるとテント場が見えた。 最後にこの期に及んでのぼりがやってくるのか、と思ったら、それを こえたら目の前に小屋がありました。5時40分くらい着で、僕の 6時予想が大正解でした。

相方はもうバテバテで、小屋の前でビールを飲むような始末ですが、 僕はまあ読売新道、そんなにしんどいと思えなかったんだよなあ。 樹林帯に入ってからの根っこが滑るなんていう話もあったけど、そ んなに頻繁に根っこ踏むわけでもないし、まあ距離は長いし下の方 は暑いけど、それだけだと思います。みどころとしては、赤牛をす ぎて6/8あたりまでで、あとは別に面白みの強いルートではなかっ たな、と思っています。

で、もう1回、やることがあるか?と言われたら、そうさなあ、子供 が大きくなったらやってもいいかなあ、という気がしました。


奥黒部ヒュッテのテント場は砂地で寝心地のいいテント場。まあ、 予想通りさほど混んではいません。日のあるうちにつけてよかった ね、なんて言い合います。

で、明日の予定なんですけど、

僕としてはもう核心部も歩いているし、相方足にダメージ負ったみ たいなので、このままロッジくろよん経由で扇沢へ下山してもいい。 相方の体力から言っても、読売新道の疲労度を鑑みればそうすべき だと思っている。ただね、モチベーションが異様に高い。じゃあや らせてみよう、というので少し水を余計に持った上で五色ヶ原へ向 かうことにします。


8/17 快晴
奥黒部ヒュッテ−平の渡し−五色ヶ原

優雅な出発です。2時間先の船に乗らないといけないのですが、その 船の出発が6時20分と10時20分。事前の情報ではヘッドライト で歩くのは危険とのことだったので、必然的に10時20分の便にな ります。臨時便で8時20分も運行してくれればいいのにと思うんで すけど、そのへんが役所仕事で融通がきかないんですよね。

で、テントの方は6時30分に撤収しまして歩きはじめます。水平で すがけっこうきびしいアップダウンがあって(意味不明だな)桟道は まあ普通に歩けば落ちることはないと思うんですけど、落ちるとかな りアレなので落ちないように注意が必要です。

桟橋についたのが、8時20分。桟橋がこれがまた寂しいところで、 木の階段が長くくっついているだけの場所。出発まで2時間もあるの で行動食を口にしたのですが、これは完全に失敗でした。行動食では なく時間があるのだから火を使えばよかったのです。

で、昨日の予想からいって2時間30分はたっぷりかかるだろう、と 思って出てきたら、2時間きっかりで渡し場へついてしまいました。

渡し場で2時間待ちまして、やってきたのが小さな漁船。定員は9人 と書かれていますが、甲板に乗るんですね…腰は痛いし、なにしろ落 ちたらオモリを体にくくりつけていますからね、生きては帰れない。 ということで、必死になって手すりにしがみついて対岸まで耐えて乗 りました。こんな小さい船でも乗船名簿書かされるで乗船名簿を書き ました。

上陸したら、左手へあがって、平の小屋へ出ます。相方この登りの階 段が今山行でいちばんきつかったと述懐しております。

意外と多い人がくつろいでいる平の小屋を11時ちかくに出発します。 五色の方向へ向かうと、もう誰も後ろからはやってきません。今日は 僕らが最初で最後の登山者です。高度計をあわせてじっと我慢します が、12時30分ころ刈安峠直下50mくらいのところで休憩に入っ てしまいました。刈安峠へ出まして、高度計を1880に合わせ直し て歩きます。相方はかなり苦しそうな雰囲気で歩いたり止まったりす るのです。
荷物投げ出す?と聞いてみるも、投げ出さないという。その気力とい うか頑張りは評価したいのですが、僕としては下手に頑張られて消耗 してしまうより、少し投げ出してもらった方が僕の方も楽だなあ、と 思うのです。

1880(刈安峠)から2155標高点と思われるところまでやって きて休憩昼食に入ります。1880からは中途半端にあがったところ に展望地があるので、そこで食事をするのがおすすめかもしれません。 2155標高点は、たぶん注意していないと通過してしまうと思いま す。

ひととおり食事が済んだら上へ上がります。もう足は止まっているの で、残り190m〜185m〜と高度計を読み上げますが、高度計きっ かりで木道の末端に出てきました。

別天地ですね。

前にきた五色ヶ原は大雨大ガスで何も見えなかったけど、一面の花に 針ノ木蓮華野口五郎赤牛岳あたりの展望、そして小川がさらさらと流 れていたりして、天国もかくありきか、という状況です。美しいと思 います。でも、この人達は美しいのには目もくれずにビールなんです よ。テント場にテントを張って、20分先の小屋まで受付にいきます。 雨だったら、…行きたくないよね。

この日も到着が気象通報の時間に間に合わなかったので天気図を取れ ていません。
ということで、短時間ですが、テント場でまったりしてたのしみました。



8/18 霧のち快晴
五色ヶ原−竜王岳−一ノ越−立山−室堂

五色ヶ原を4時に出発します。ザラ峠まで1時間近くかかって、その 上の獅子岳。あれ登るんですか?とか聞かれますが、ハイそうですよ。 とりついてしまえば獅子岳まで1時間30分。獅子〜竜王は以前1時 間30分くらいで行っている経験があるのですが、相方の足でも2時 間10分くらいであがってくることができたので、タイムがだいぶ甘い のでしょう。
鬼岳裏手にはまだだいぶ雪渓が残っていまして、ちょっときわどい感 じです。お互い注意しあって行きます。

竜王岳わき鞍部まできたので、「そろそろ立山へ登るか登らないか決 める時間になりました」という具合に聞いてみました。竜王岳の上の 立山研究所わきからくだれば1時間かからずに室堂だよ、という具合 に言ってみたのですが、とりあえず結論は一ノ越へ持ち越すことにし ました。
「僕的にはガスってるし立山は登っても登らなくてもいいや」という 具合に言いますと、え、じゃあ戻る?とかいうんですけど、どっちいっ ても10分しか違わないからとりあえず一ノ越へ向かいます。

立山

僕的にはもういいや、と思ったのですが、青空がみえはじめます。い くでしょ、とか言われちゃったので行くことになりました。空身でいっ て、50分後登頂。地味なピークですけど、今回唯一の3000m峰 を足で踏んだわけですし、やはり末端の最後のピークということでこ れに登らなければ締まらない。それも、1時間前には考えられなかっ た青空の立山。これで、今回の山行の完全勝利です。

40分後一ノ越へ下山して、室堂へさらに50分。

帰りの電車の接続は相方が完全に調べてあります。

13時30分の富山駅行き直通バスに乗るのですが、のりかえが20 分しかないのに到着が10分弱くらい遅れます。それも駅のいちばん はずれにバスを止めてくれて、駅までさんざん歩きまして改札に行き ます。時間がないからとりあえずスイカで入ってあとで精算、とか思っ たら有人ゲート。仕方ないんで、1000円分きっぷ買ってあとで精 算します。無事入場して、また中でさんざん歩かされるわけなんです よ。電車に乗れたのは出発2分前で、駅でビールか何か買っちゃおう という目論見はあっという間に崩れてくれました。
で、途中で電車からディーゼル車への乗り換えがあるんですね。14 分待ちだっていうから…と思ったら、駅に何もない。駅弁とかねえ… ビールは駅前の商店に売ってるからとかいって出発待ちの間に駅前の 商店まで行って買ってきたそうですけど、富山から高山まで2時間少々 電車に乗ります。

車内でタクシーに電話をかけます。新穂高から鍋平までいってほしい んですけど、とかいったら無碍に断られた。その時間には燃料が入ら ないんでとか言われたんだけど、だったら入る時間に燃料入れとけば いいだけでなんか理由つけて断りたいのがあきらかです。もう、いい のです。せいぜい1時間半ですから、鍋平まで歩きますよーだ。

新穂高ロープウェイいきのバスののりかえもこれが10分前後。トイ レへいっている時間もなく車中の人になりました。真っ暗でもうキャッ チーな山は見えず、人もまばらでした。中尾湯元バス停付近から歩き まして、30分ほどで車を回収したのが21時。
ここからが長かったですよ。松本ICで乗ったのが22時30分です けど、「…終電ないよね?」「もちろん」ということで150キロ遠 回りして都内の自宅まで送迎確定です。
みどりこPAあたりではもう居眠り運転危険状態。諏訪湖SAで食事 をして、とりあえず仮眠します。仮眠しますがどうしようもないので 八ヶ岳SAへ移動してふたたび仮眠。

8/19 快晴

その後は多少順調にいったと思うんですけど、釈 迦堂PAでコーヒー。談合坂SAで給油休憩。首都高入り口でトイレ 休憩ともう各駅停車で死にそうな思いで帰ってきたら、今度は睡眠薬 飲んでも眠れないという体内時計ぶっこわれ状態になっています。

午前4時に解散して帰ってきたのが6時くらいだったのですが、合言 葉は「そろそろ山へいきたいよねえ」に決定しました。

読売新道。いつかはやろうと思っていたけど、いいパートナーに恵ま れて、いい山行ができたと思います。



  新穂高は絶賛工事中です
   こんな感じ
   新穂高センター(仮称)というのができるようです
  ここから歩きまして
  ゲート前で登山届を提出します
  穴毛谷を見送りまして
   
   
   
   
  小池新道入口へ。
  小池新道入口から鏡平方面を見上げる
  秩父沢
   
   
   
   
  鏡池ごしの槍。
  山荘の様子はこんな感じ
   
  チングルマ
   
  トリカブト
  花見平
  花見平
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  朝日があがりました
   
   
   
   
  双六岳山頂標識
  「圏谷の朝」
   
  笠ヶ岳と乗鞍、奥は御嶽
   
   
   
   
  バイケイソウの朝
   
  三俣蓮華岳山頂
   
   
   
   
   
   
  三俣山荘の様子
   
   
   
  鷲羽岳への登り
   
   
  黒部五郎岳
  三俣山荘と笠ヶ岳
   
  鷲羽岳山頂
  鷲羽岳から黒岳
   
   
   
   
   
 
  鷲羽岳
  祖父岳
  日本庭園付近
  雲ノ平山荘を見る
   
  高天原へはここを上がっていきます
   
  高天原途中から黒岳
   
  薬師岳
  高天原山荘
  ゼンテイカ
  からまつの湯 チップ制
   
  やりと鷲羽
   
   
   
   
   
   
   
  やりと鷲羽とワリモとゴミ
   
   
   
   
   
   
  水晶小屋
  「縦走路」
   水晶岳山頂から
  赤牛岳
  水晶岳をふりかえる
  赤牛岳を見る
  赤牛岳の山頂
  奥黒部ヒュッテ
  奥黒部ヒュッテのテント場
   
  渡し船
   
   
  五色ヶ原のテント場
  獅子岳
   
   
   
   
   
  鬼岳東面付近
   
   
  一ノ越
  一ノ越から立山方面を見る
  立山三角点
   
   
  立山山頂を見る
  これでおしまい






最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




mixiチェック

mailto:mailaddress

tozan.net - http://tozan.net