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〜コラム〜
荷物の重さはどうなのか

そんなにいっぱい背負える必要は、僕はないと思っています。サ ポート隊の有無やデポのありなしによってだいぶ変わりますが、 南アルプスを全部テントで通す場合で、二十四キロくらい背負え れば十分可能性はあるでしょう。女性で、二十二キロで縦走した 人は知っていますので、テントだったらこの位が下限ぎりぎりか もしれません。
長丁場なので、一gでも軽くする気概で臨まないと、最初はよく ても後で辛くなってしまう。クライミングほどではないですけど、 僕も値札をはがしたり、服のタグを切り落としたり、といったこ とはひととおりやりました。

僕らの仲間は、よく山頂で「土鍋」や「バーベキュー」「さんま 焼き」などをやります。それも、所謂百名山級の、決して甘くは ない山でです。周りの人には嫌がられ半分うらやましがられ半分 です。それはさておき、何故このようなことをやるかといえば、 もちろん常日ごろからある程度重さを背負ってないといざという 時に背負えない、というトレーニング的な意味あいもありますが、 僕は、荷物が重いことの辛さをよく知っている。荷物が重すぎて 山頂まで登れず敗退したこともあるし、足を痛めてしまったこと もある。荷物が重いということは、本当に辛い。だからこそ、自 分で背負った重荷、山頂でガラス製のワイングラスを傾けるひと 時が最高の一瞬だと自信をもっていえるのです。

なのですが、僕が手をかえ品をかえ、いつもおいしいものを持っ てくるのを見ている仲間が、最近おいしいものの方に傾倒してい て一日あたりの行程が長いコースでも軽量化に手抜きが見られる ようになってきました。重荷に喘いでペースが落ちているような 気がしてなりません。

山の楽しみは行動の迅速さと安全の上になりたつもの。コースを 見ながら、一緒にいく相手のペースを見ながら、うまく装備重量 を組み立てて山行に臨むのもまた山の技術ではないかと思います。


最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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