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8月4日−

1日余計に代休をとった私は、午前中一旦出社し、午後から 装備をまとめる。登山計画書など書いている余裕もなく、装 備のチェックリストもなにもない。ただ、正月からこつこつ と集めた電池やフィルムや食料などの消耗品を、数を合わせ ながら袋に詰める。ここで食料の数が足りないことが判明。 なにしろ3ヶ月も4ヶ月も前に、この位あれば足りるだろう、 と、適当につっこんで買ったものである。数など覚えている わけがない。それどころか、この瞬間まできちんと数を合わ せて買ったものだとばかり思いこんでいた。
フィルムも数を数えてみたが、どうも135が20本ばかり 多い(120は50本以上不良在庫になっている)予定通り 山に登っていれば、なけなしのお金をはたいて買ったもの故 足りない筈なのだが、いかに山に登れなかったかを如実にあ らわしている。残念ながら、この数万円相当の不良在庫は、 使われることなく破棄になってしまうのだろう。

午後8時までにイシイスポーツ(自宅から最寄のICIは甲 府店である。あるいは八王子かもしれないが、決して新宿で はない)で買い物をしなければならず、あわてて自宅を出る。 相模湖から高額道路を走り、ここ数年では最遠の一宮御坂ま でひた走った。ところが、西へ向かうにつれ雲は厚くなる。 雷もかなり鳴っている。天候は最悪である。完全に迷いつつ も、とりあえずは広河原まで入るつもりで、上阿原へは午後 7時に到着。ICIで買い物を済ませ、いよいよ20号を西 へ。20号は百何十回と通った、自宅の回りよりはるかに詳 しい道。すぐ裏へ入り、豊富村へ入る。どうするか非常に迷っ たのだが、いずれにせよ明後日には登るつもりなので、最低 限の生もの(水、当日の朝食、初日の行動食など)を購入。 南アルプス方面には雷がバシバシ落ちている。当日動けなく ても下界で1泊するつもりで広河原方面へ向かうことにする が、念のため南アスーパー林道入口のサンクスにて電話で天 気予報を確認すると、7時半発表で大雨洪水警報が発令中。 翌日午前中一杯には止むような気配ではあるが、ちょっとこ れは登れない。この南アスーパー林道は、ちょっと天気が荒 れるとすぐ通れなくなるような道でもあり、オープンカーと いう落石に弱い車に乗っている関係からいくら登山は見合わ せるといっても大雨洪水警報の中広河原へ入るのはちょっと 見合わせたい。翌日またチャレンジということで一旦ひき返 し、52号を南下。本栖方面へ向かうと、やや天候が回復。 再度道の駅しもべにて午後9時発表の天気予報にチャレンジ すると、大雨洪水警報は注意報に緩和。確実に天候は回復へ 向かっているようなので、再度広河原へ向けて車を走らせる。 走行距離約150キロのロス。再び戻ってみると、さきほど はどこが道だかわからないほど降っていた雨も、今は路面こ そぬれているものの冠水している場所はない。午前中一杯天 気が悪いということは、逆にあの大樺沢を気温が低いときに 登れて、2日目の間ノ岳は絶好の天気だ、と納得し、サンク スを過ぎる。ここで焦って行動食を1日分しか買わなかった のは、今回慌てて出てきたがために起こした失敗の中でも最 大のものであり、この後これによって極めて苦労させられる ことになろうとは、そのときには夢想だにしなかった。

広河原へのルートは、ご存知の通り芦安の、はるかなる直線 からはじまり、ミキサー車の出入りする生コン屋で右へ90 度曲がり、橋をわたって左へ90度曲がる。このコーナー2 つはドライコンディションならおよそ60〜70km・hで 曲がれるが、この先は芦安の民家なのでスピードを落とし、 左カーブして左側に橋が見えてきたらまもなく林道のはじま り。11人乗り以上通行禁止・ヘッドライト点灯。のあの電 光掲示板を過ぎるとセンターラインがなくなり右へ曲がって 大きく登ると右側に民宿。ここからコンクリートに変わり、 しばらくいくと再び舗装に代わり、この舗装は広河原まで続 く。この最後の集落から広河原まで、すいていれば車なら30 分、バスなら1時間だ。夜叉神峠までは比較的道も良く、対 向車線まではみだしてくるアホさえいなければ概ねすれ違い も良好だが、ここから先は、3mあるかないかの道路を路線 バスが走ることもあって、休日の昼間は進むのは大変だ。な にしろ、芦安から広河原まで、丸1日かかった、などという 話を聞いても、そうそれは大変だったね、位しか言われない くらい酷いのだ。もっとも、ここは夜間も通れるので、夜中 に広河原へ入ってしまうのが正解。私も芦安から桃の木温泉 分岐を過ぎ、切りとおしのコーナーを快調に通過していた。 ここで、左から砂が崩れているのを発見。やはり荒れている んだなあ、と、ここは慎重に通過。今度は落石。
やめりゃあよかったのに、あの位の大きさなら跨げるだろう、 と思って、石の上を通過した瞬間、ゴンッ!石の上に乗り上 げてしまった。それなりにスピードが出ていたので亀にはな らなかったが、車の下回りというのは、走行に必要な重要な 機械が収まっているところゆえ、例えばオイルパンなんかに ぶつかっていたら、民家から30キロ以上、駅から60キロ 近く離れたところで走行不能になってしまう。一応オイル漏 れがなさそうなことをチェックするが、幸い走行装置には影 響がなさそうだ。
夜叉神トンネルは水びたし。その先もかなり路面は悪い状況 で神経を使いながら、11時すぎに広河原に到着。おととし、 地面に足をつくこともなく引き返した広河原。そして、意気 揚揚と出発し、死にそうな顔で夕方下山してきたゲートも当 時のまま。
思い出の地にたった、僕の登山経験は、アルプスには登って ないけれども、あの当時とは違っている。

日の出とともに出発だ。
言いようのない闘志とともに、その日は眠りに落ちた。

ICI       1528
ローソン山梨豊富店 1460
租税公課      1599
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4日 4587


最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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