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賞味期限切れフリーズドライ食品一掃の会の皆様こんばんは。
13-18で、白馬ダイヤモンドトレイル(仮称)にいってきました
八方−唐松岳−餓鬼山−祖母谷温泉−不帰岳避難小屋−清水岳 −白馬頂上宿舎−白馬岳−小蓮華山−八方池−栂池。

ホントは大雪渓下るときれいなひし形になるのですが、僕は大 雪渓は一般ルートだと思っていないので、歩いたことないルー トを選んで少し遠回りしています。この後栂海新道を下るつも りだったのですが、準備がバタバタしていたのとトラブルがあっ たので途中下車しました。

今回のルートは、ほとんど人が入ってないという。妻によれば それでも毎年整備は行われているそうなのだが、とにかく人が 入ってないそうなので、単独でいくには相当勇気がいる。05 年にも敬遠しているし、その後も「登りたい山」に入れて同行 者を探したまま放置になっていた。なんか、足でもひねったら、 次に人が通ったのは1週間後でした、くらいならともかくとし て。それが、昨日のね、有明山。あそこで、実際にいった人の 話がきけたんですよ。いわく、ツアーも入ってるよ。だって。 まあ、僕もそんな話はホントだとは思ってないんだが、とにか く行ってみようという気にはなった。
普段何も言わない妻が、気をつけてね、人入ってないから、と か言う。祖母谷で電話するからっていう約束で入ったので、携 帯電話をしっかり持った。

まず、その携帯電話充電しようと思ったら充電器が行方不明です。 写真撮ろうと思ったらカメラの電池が切れました。次に、リフ トに乗ったら強風で返されました。翌日体制を整えなおして出 発したら時計が電池切れ。時間になってもリフトが動きません。 歩き始めたらコードロック破断。仕方がないので紐でしばった ら今度は紐がほどけなくなります。もうちょっと歩いたらカメ ラが転がり落ちてレンズとステップアップリング破損。テント 場へ入ったらヘッドライトがついたままになっていて電池切れ。 ラジオをつければラジオも電池切れ。交換に時間を食って気象 通報とれず。下界と連絡が必要で携帯を取り出したら、つまら んメッセは飛んだのに肝心な内容は圏外で届かない。翌日は天 気予報がはずれて雨。

ここでやめてひきかえせばいいのに、進んだもんだから、靴は みずびたし。爪をいためて、靴下はすりきれ、かかとに靴ずれ。

それでも…まあ、執念ですね。


13日 停滞

朝3時か4時頃、八方のゴンドラ前をぐるぐるしますが駐車場 がみつかりません。私有の有料駐車場の徴収員がいない時間、 は確実にトラブルになるので使えないとして、時間もあるので 黒菱まで車を回します。車回収がゴンドラになるので時間の制 約もありますが、これは仕方ないとしてあきらめることにしま す。
(ちなみに、山麓八方地内の駐車場ですが、第一郷ノ湯の前は 日帰り専用でしたが、無料の第五駐車場にはそのような記述が ありませんでした。栂池のほうには第五駐車場までのタクシー 料金が書いてあったので泊まりの場合は通常第五駐車場を使う のが慣例のようです)

天気は風雨ですが、朝までには晴れて6時40分定刻にリフト が動きました。リフトの前でカメラの電池が切れたのですが、 まあ今更どうすることもできない。持つか置いていくか思案し ましたが、北アルプスの巨大小屋のことだからカメラの電池く らい山小屋で買えるだろうという淡い予測のもとに持っていく ことにします。
リフトが動いたんで1本目のリフトに乗ったのですが、2本目 が強風で動きません。上は30m吹いているってんで、登山は できませんし登れたとしても確実にテントは張れません。この リフトのわきには登山道もあるのでみんな歩いて登るようです が、普通に登山できないわけだから払い戻して一旦ひきかえし ます。一旦駅前までひきさがって電池を購入。下界はとんでも ない風が吹いているわけではないので、少しおさまったかな、 と思って再度黒菱まで車をあげると、続々と帰ってくるようで す。八方池までいったけど風が強くてひきかえしてきたとのこ と。これで今日は停滞に決まりです。なんか、いろいろ考えて いたら、白馬までいくんだったら栂海新道下ればいいのか、と か思ってしまいました。地図は持ってるし、なぜか夕食は予備 が1日分入っているので、松本のイシイスポーツに繰り出して 買い物。その後温泉入って、うらめしげに下から山を見上げて、 でもって車中泊。もうちょっと丹念に計算して買えばよかった、 と思ったのは山へあがった後でした。

14日 黒菱−唐松岳頂上山荘

昨日とはうってかわって無風になりました。時間にあわせてリ フト前で待ちますが、…まったく動く気配はありません。時間 は6時40分だって書いてありますが、とうに時間は過ぎて、 なんか今日のぼる雰囲気の人はみんな通行禁止の柵をのりこえ て自分の足で歩くみたいです。ちらっと時計を見たら時計が止 まっています。昨日まで動いていたのに、よりによって1時間 前に止まったのかよ…にしてもリフトはまだか?どうせ今日は 行程は短いし、と思ってしばらく乗り場でボケっとしてみます が、全然埒があかないので別の手段を考えます。ここでは書け ない秘密の方法でリフトの上まで出て、もう1本リフトに乗り たいのですが、これも動かないので登山道を歩きます。支柱が 15本とかいう長いリフトで、晴れて1時間20分のビハイン ド。ほんとは避難小屋までいきたかったのに、これで唐松岳頂 上山荘テント泊決定です。

八方池を経て2361付近までくると展望がひらけ、白馬岳がよく 見えます。もうちょっと上にはライチョウが草陰にいました。 ちょっと奥まったところだったから、あんまり気づく人はいな いんだろうね。
あとはまあ、とくに危ないところもなく淡々と歩いて唐松岳頂 上山荘の裏へ出てきます。五竜とか鹿島槍が見えるところもあ りました。道もいいし、一部の超軽装登山者さえいなければい い気分になれるルートなんだけどね。

山荘に荷物をおいて、空身で唐松岳へ。山頂からはauの携帯 がかろうじて入りました。今日の予定はのんびりなので、のん びりして、戻って、1日目なのでビール。
テント場はだいぶ下なのでトイレのたびに散々歩かされます。 もう1個事務連絡、と思って携帯持って唐松岳の鞍部までいっ たのですがさっきは入った電波が入りません。とにかくテント、 と思ってテントを広げて荷物を出すと、なんかヘッドライトが 弱弱しく点灯している。ザックの中でひとりでにスイッチが入っ ちゃったのねスイッチョン。とりあえず予備の電池と交換して みるが、あとはもう予備もない。もう、これは行くなってこと? このヘッドライトは結構奮発価格だったんだが、トラブル続き なので、もう買い換えてやろうと思う。
とりあえず電池買えないか?、と思ってまた斜面を登ってえっ ちらおっちら小屋へ行ってみるが、つまんないおみやげは売っ ているが電池は置いてないらしい。さーて気象通報、と思った らラジオも電池切れ。これもとりあえず予備の電池と交換して みるが、これももう予備はない。まあ、規格品だから白馬あた りまでいけば買えるだろうと思ってあきらめる。

テント場からは剱なんかが一望なんですけど、僕はあんまり剱 岳には惹かれない。前にあのあたりを歩いたときも厚く雲がた れこめて、鈍色の重苦しい雰囲気で、ああこれが黒部なのか、 という印象でしたが、今日もまたそんな感じ。人が立ち入って はいけない深みの山、という印象です。

15日 唐松岳頂上山荘−祖母谷温泉

今日は長距離を下る日です。昨日、頂上山荘の中の、祖母谷へ の道の掲示(61年調査…っておい、それって25年前かよ) を確認しています。健脚向けだというけど、CTも7時間台だ し、下りだし、まあ甲斐駒の黒戸尾根くだりと同じくらいだろ うと読みました。

朝、4時頃からフライをたたく雨。ちょっと曇るような予報で したが、見事に天気予報がはずれました。時折強い音になりま す。まあ…普通に中止か停滞か。一昨日も停滞だったし、停滞 だと今日は下界と連絡を取らないといけない。携帯は空気中の 水分が電波を吸収するので多分今日はつながらない。

もうイヤになっています。トラブル続きだし、帰ろうと思って、 とりあえず食事を済ませて、外へ出てみるとたいした降りでは ない。ラジオは午前中を中心に降るとか言っているが、もう剱 も見えているし、これならあとは回復するだけだろうと思って 雨具は上だけ羽織って、少し遅い出発ですが突撃することにし ます。

ルートとしては、斜面をトラバース気味に下っていって、しば らく鎖場が続きます。難易度的には厳しいわけではないのです が、なにしろヘマはできない場所なので注意していきます。手 元の地図は無印ですけど、これが丹沢の図葉なら間違いなく 「危」マークはつくと思います。
小さな尾根を2つか3つか乗り越して、笹の尾根のバカ下りに 入るのははっきりわかると思うのですが、大黒銅山跡が微妙で す。バカ下りのところに少し広い場所があって、時計ではCT (1H30)と微妙に一致したので、地形的にはなんかちょっ と違うような気がしますが標識がないけどこのへんが銅山跡か な、と思って通過します。CTを30分ほどオーバーしたあた りで、地図と似た地形の場所にやってきます。ヤバ、と思いま したが、やっぱりカーブを曲がった先に水場の表示。その先に は大黒銅山跡の表示もありました。最初のポイントからオーバー タイムで先が思いやられます。

大黒銅山跡なのですが、テントを張るにはちょうどいいスペー スがあって、4,5張りはいけますね。合法かどうかは、僕の 手元の地図からは読み取れません。

大黒銅山跡からは標高差200mののぼりで、かなり稜線が細 いところがあります。難易度は高くないですけど、丹沢なら間 違いなく危険マークがつきます。落ちれば普通にみつかりませ んから注意していきます。雨ですし。で、本格的なのぼりに変 わると餓鬼山の山頂はすぐです。展望は…いや、たしかなかっ たと思う。このルート、けっこういろいろ見えるんだけど、ど れも濃緑の山肌で、とにかく懐の深いところ、というイメージ で、あの上の稜線から見える岩山とは雰囲気が別物です。

餓鬼山から避難小屋までは1.1キロと表示されていました。 CTは1時間くらいに設定されていますが、そんなにはかから ないと思います。かなりしっかりと下らされて、そろそろ、と 思ったところで小屋が見えました。

小屋の状況ですが、普通に宿泊に適しますし、毛布も何枚かか かっていました。水場はありません。八方から1日でこれる距 離かというと、リフトが動く時間が遅いので微妙ではあります が、でも1日できている人は実際にいるようです。
ノートの記帳は、今シーズンのノートで2ページ目。4,5人 ですね。通過の人は書かないかもしれないけど、泊まりで何も 書かないというのは考えにくいので、まあ、多くても泊まりは 2週に1人。通過者は2日に1人くらい…だと思います。
雨ふってるんで小屋の中で食事したのですが、人が登場したと きにはメチャメチャびっくりしました。あきらかに小屋どまり 風な小さいザックで、下りだというので、今日中にトロッコ電 車に乗っちゃうんでしょうね。

避難小屋から先はさほど厳しいところはありませんでした。出 発すると、雨はだだ降りに…もう、靴の中はビショビショ、ズ ボンはビショビショですよ。

僕地図ちゃんと見ていかなかったんですけど、現地に「餓鬼の 田圃PA」という標識がある(この標識自体少しみつけづらい ところにたっているが)ところは、昭文社の地図上の「南越峠」 の位置だと思います。多分。この少し下に(昭文社の地図には 表示がない)水場がありますが、雨天にもかかわらずかなり水 量が細かったです。
沢の間の樹林のジグザグを下っていくと、ほどなくして沢のわ きへ出ます。ここがちょっと道がわかりにくいかもしれないで すけど、沢を10mか20mくだると、左手に赤テがついてい るのでそこを見逃さないようにします。
ここからが、長いし滑りやすいし落ちそうだし鬱陶しいし、も ちろん足滑らせれば草つきで下まで滑って死ねるのでイライラ してきます。もう最後だし疲れてるし、下りでツルツルするし 爪は傷めちゃったし、今日はイライラしないようにしよう、と 思って出発したのにやっぱりイライラしてブツブツ文句言いな がら下る。途中に「小屋まで30分」という表示がある(これ も見つけにくい)のですが、30分きっちり過ぎてからまた斜 面をのぼりはじめたときにはもう完全に悪態ですよ。で、よう やく下におりたちます。トータルでは、8時間くらいでしたか ねえ。僕単独の足で。たぶん、歩く人=健脚、という図式で少 し厳しい目のCTを設定してるんだと思います。くだりでもちょっ と余裕を見て出発したほうがよさそうですね。

祖母谷温泉は、…車がとおってるんですよね。外界と通じてい る道路はないので多分トロッコ電車にのっけて運んできたんだ と思うんですけど、2t車らしき大型の車も走ってるし、車検 どうしてるんだろと思って車見たらナンバーはついていません でした。空港内と同じで私有地の私道の扱いです。

河原の露天風呂と、小屋の露天風呂と、(おそらく)内湯もあ るみたいなんですけど、
「テントお願いします」
「500円です。あと、温泉はどうしますか」
「えっと…あの遠くの河原のやつじゃなくて、こっちの近くの やつですよね。じゃあ入りたいなあ」
ということで、もうだだ降りの雨だったから遠くまではいきた くない。だけど、目の前だったら入る、ということで入る選択 をしました。テント張って、干し物して、でも外へ出れば雨具 は濡れる。それをテント内に持ち込んで濡れ物が増えます。
昔は風呂とビールで、ビールを選んだこともあったけど、今日 は風呂です。体も冷えているし温泉のほうがありがたい。

「それから、電話借りたいんですけど」
まあ、祖母谷でまさか携帯が入るとは思ってないんで普通に電 話を貸してくれって頼んだんですけど、1通話100円だそう です。でも、携帯電話(au)の電源入れたら電波が、やや不 安定なものの3本立った。たぶん欅平あたりにアンテナがある んだろうね。テント場からmixiができる位良好に電波が入っ たのですが、あんまりmixiやりすぎたら携帯電話の電池が 減りまして…白馬からも連絡する約束になってるから、ここは もうひきさがることにします。
夕暮れまでけっこう車が走っていて、テント場から見えるのも 鉄橋だし、こうなんか、山奥のテント場という感じはしません でした。

16日 祖母谷温泉−不帰岳避難小屋

行くか帰るか考えます。いちおう雨はあがって、絶好の快晴の ようではありますが、だいぶ濡れ物が出ているし、足にダメー ジも負った。とりあえず長年温めていた山行の半分はやったけ ど、もう半分を次回に回すとどうするだろう。…やっぱり、も う半分だけやるとすれば、下りにルートをとるよなあ、と思っ たところで行くことにした。

やっぱり、両方とも下りにルートを取るのは、山ヤとしては悔 しい。厳しいルートだけど、登ってこそ登山だよ。

爪のダメージは、下りだと効くけど登りはほとんど影響がない。 2日もあればもうちょっと回復するだろうし、後は後で考えれ ばいいや、と思った。今日は下は雨具で歩くことにします。

林道を少し歩いて、シェルターのわきから沢の中へ入ります。 ちょっともうこのあたりから昭文社の地図と微妙に違うんです けど、この後がすごかった。

沢を横切って、…目の前のものすごいところにテープがついて いて、そこにロープがかかっています。3m位の高さの岩なん ですが、ほとんど足がかりがなく、なおかつブッシュに覆われ ていて、空身ならともかくとして1週間分の食料の入ったザッ クでは到底登れません…バリエーションルートの登り口ですか?

もうちょっとあたりを見回すと、沢の反対側にもピンクテープ がついています。あそこなら普通に登れそうです。ですが、地 図をもう1度見返してみます。名剣沢の左のほうを上がってい くとは、どう見ても読み取れません。右だな、と思って上のほ うを見たら、上の方に赤ペンキがみつかった。みつかったので そこを目指して沢を直登します。このペンキのところに右に入 るルートがついていた。ちょっと慎重にあがると、もう1度沢 に戻されて、その上にまたペンキがついていた。

なんだよもう腹たつなぷんぷー!!

というところが、なんか昭文社の地図と道のつきかたが微妙に 違うところ。地形図のほうが正確だしだいぶわかりやすいです。

樹林の中に入ると斜面をトラバース気味にあがっていきます。 次のランドマークは大きな沢を横切るところで、次は1548 が右に見えるあたりかなあ。順調にきているんで、あわよくば 今日中に白馬までいけちゃうかな?なんて計算していました。 百貫山の稜線に出るあたりまではよかったのですが、避難小屋 に出たのは5時間30分後で、CTの30分遅れ、予想より1 時間30分くらい遅かった。時間的には順調にあがっても夕刻 ぎりぎりになりそうだったので、まだ午前中ですがここで泊ま りです。無理すればいけないことはないけど、ガスがあがって きてもう高い山は真っ白だ。午後から雨がきそうな雰囲気だっ たし、干し物をしたいので小屋を確保しておきたい。

水場なのですが、登っていくと小屋付近で沢のザレ場があって、 そこに水が流れていて、そこでも取れるんですけど、一旦小屋 のところまで出て、そこから空身で3分くらい下ったところで 水がとれます。水量は多いというほどではないですが、まずま ず出ていました。小屋の扉に水場への行き方の説明が書いてあ ります。

小屋はまあまあ綺麗(とくに窓は綺麗…意味不明)で、詰めれ ば10人くらいいけそうな感じでした。寝具も置いてあるので すが、なんか異様に重い寝具で自分の寝具で寝た方が快適だな、 と思いました。小屋の裏手から白馬が見えるのですが、上の方 はガスの中。遠い山だなあ、と思いました。

避難小屋のノートは、8/19の次の次。1ヶ月で、3人です ね。皆さん、僕のためにお金使って小屋建てて登山道の整備も してくれてありがとう。感謝します。だけど、…ムダな公共事 業のような気もします。

で、もう、干し物ですよ。今日は誰もこない見込み。部屋中に 吊るして、みんな干します。夕方はもう暗くなる前に寝ます。

まだ、下山地を決めかねている。栂海新道へいけばいい縦走に なるが、食料の予備がない。それに、あの道は1度歩いている し、標高を下げるからはじめの数時間はいいけど、あとはとく に面白いわけでもない。基本的にエスケープルートが乏しい道 だし、僕は精神科抱えているから、明日行動できる保証なんか どこにもない。ダメとなればラーメンと若干の行動食で一夜を 過ごさないといけない。それは辛い。車の回収も一夜あけてか らだから薬も切れる。白鳥小屋までいっちゃえば当日中に車回 収ができるが、この日の短い季節でCTをオーバーオーバー できている状況ではそうもいくまい。栂海山荘までだって危な いかもしれない。爪を傷めたから下りはしんどいし、トラブル 続きだから下山しちゃってもいい。鑓温泉へもいきたいし、温 泉経由なら最高だ。だけど、まだ通ってない小蓮華経由もいい。 小蓮華へいくと、蓮華温泉へ下山するか栂池へ下山するかだが、 蓮華温泉のバスは間違いなく少ない。温泉には惹かれるが、蓮 華温泉はぬるすぎた。16時には八方のゴンドラに乗らないと その日のうちに車が回収できない。栂池はバスに乗ると八方で おろしてくれそうだから、小蓮華へ行くなら栂池下山。
大雪渓を下ることは考えてないが、エスケープできるように軽 アイゼンはザックの中にいる。状況が悪ければ大雪渓から下っ ても、猿倉ならそこそこバスがあるから楽だろう。

やっぱり下山地を決めるにあたって、一番加味しないといけな いのは足だ。だけど、自分が今どんな状態かは下ってみないと わからない。もう見込みがない位調子が悪いのなら大雪渓を下 るが、なにしろここまでは普通に歩いてきた。
小蓮華を越えるなら明日白馬大池までいけるが、栂海新道へ行 くなら朝日まではいけないし雪倉だと水がないから、順当に頂 上宿舎だ。悩んでは見たが、別に早く帰らないといけない理由 はないので、とりあえず明日は頂上宿舎にすることにして、明 日までにどこへ降りるか考えることにしよう。

17日 不帰岳避難小屋−清水岳−白馬頂上宿舎

隣の人と、1日離れている夜があけた。1人っきりの避難小屋、 なんてのは冬近くの雲取でもあるが、あそこは1時間も歩けば 営業小屋にたどりつく。山奥なんてものはまあ、基本的に人気 の少ないものではあるが、行くも帰るも丸1日誰にも会わない、 なんていう山は滅多にあるものではない。昨日は誰とも会わな かったし、多分今日も誰とも会わない。ああ、山奥なんだな、 と、避難小屋の扉をあけて見える漆黒に包まれた下山道を見て 改めて思った。
誰かに会うためには1日歩かないといけない、というのは、や はりトクベツだと思う。テントならまだしも、避難小屋はさび しい感が増幅されるからね。

昨日の干し物は、ズボンとタオルだけ乾きませんがあとは概ね 乾きました。乾かないものだけザックにくくりつけて干します。

裏手へ回ると白馬の山頂もよく見えている。いい日になりそう だ。あるきはじめて、笹の潅木。しばらくはあまり登りません が、登山道が登りはじめると一面チングルマの穂。これが、夏 には全部花になるんですね。あっちもこっちも展望が開けて、 もう最高ですよ。清水岳の上で座り込んだのですが、

…僕は今年で登山12年目。多分普通の人の倍くらいのペース で歩いて、百名山ももう3周目に入ろうか、というところまで きたけれど、まだ日本にこんなにいいところが残っていたんだ ねえ。

白馬はさ、要するに大雪渓から登る初心者向けの山でしょ、と 思っていたけど、そんなことはないよなあ。鑓温泉もいいし、 清水岳もいいし、小蓮華〜白馬大池もいいし、栂海新道もある。 やっぱり思い返して、僕は白馬好きだなあ、と思った。
まだいくつかよさげなところは握ってるけど、標高の高いとこ ろは限られるから、もうこれが、最後のこういったタイプの山 の感動との出会いかもしれない。

この道、いいよなあ。ツアーが入るのもわかるような気がする。 大雪−トムラウシもそうだけど、ちょっと百名山からはずれた、 へえ、っていうようなツアーはときどきある。ツアーのパンフ はときどきもらってきて、コースを眺めていると、意外な道に 出会えるかもしれない。

とともに、完全なふきさらしだし、尾根もひろい。こんなとこ ろで悪天につかまったら、ひとたまりもないだろうねえ。と、 去年の事故を思い返してみる。

清水岳の山頂や清水平には何張りかテントを張れるスペースが ありますが、丁寧に「指定地外でのテントは禁止です」とか何 とか書いてありました。この場所が指定地であるかないかは、 僕の地図からは読み取れません。

白馬の山頂は旭岳を回りこまないと見えません。もう1回2733 あたりで座り込んで、ちょっといろいろ考え事をしていたので すが、頂上宿舎までCT4時間30分のところ、5時間30分。 たった1時間でこんなにのんびりできるんだったら、いいよな あ、と思いました。

頂上宿舎の自販機の前で携帯をいじくります。電波はかなり弱 いですが、届くときもありました(au)ガスると無理かもし れません。

テント場は10張くらい。隣の人は関西方面のWVだそうです が、猿倉から登って鑓温泉−白馬−栂池、の2泊らしい。最終 日だとかいってずいぶん喜んでいましたが、僕が床についても しゃべっておりました。まあ、時間的にいえばしゃべってて当 たり前の時間なんだけど、寝てるときに隣の区画でしゃべられ るのは辛いなあ。昨日の泊まりと、まただいぶ雰囲気が違って 頂上宿舎は人気コースってところでしょうか。

爪の具合は普通だけど、かかともやってしまったらしい。自分 が何年も温めてきたルートを終えて、目の前に下山口がある。 もう、いいかな、と思ってしまった。昔は爪から血を流してで も行ったもんだけど、1度歩いたルートだから、もう、そんな にしなくてもいい。子供もかちゃんも心配だ。歩いてないルー トと、歩いたルートと、どっちを選ぶか、といえば、(多少短 くても)まあ順当に歩いてないルートを選ぶのは、選択肢とし てはありだ。あさってから5連休だから、栂海新道を下ると普 通に帰りは渋滞に巻き込まれる。明日中に帰ってしまえば渋滞 は関係ない。

気象通報はかなり大型の台風を報じている。明日は持ちそうだ が、明後日は風が微妙だ。南に前線がいるので、栂海山荘でつ かまるかもしれない。予備食がないので栂海山荘でつかまるの はちょっと厳しい。朝日を小屋泊まりにすればいいのだが、今 のビールも買えない経済状況では、非常時でもないのに小屋泊 まりはどうしても避けたい。みんな晴れだ晴れだって言ってる んだけど、なんか、明日以降の天気図は微妙な気がする。

結局、決め手はこれで、栂池へ下ろうと思った。


18日 白馬頂上宿舎−小蓮華山−乗鞍岳−栂池

朝、起きたらフライが凍っていた。さすが高いところは一味違 います。朝日へいくのなら普通に出て行けばいいのですが、今 日下山するとなると車の回収の都合もあるので早く出ておきた い。5時すこし前にヘッドライトをつけて出発します。稜線に 出ると紺色とオレンジの空と、光彩のうろこ雲。白馬の山頂を すこしこえたところで日の出です。三国境までくだって、新潟 県最高峰・小蓮華山をこえます。もう空は白くなってきました。 やはり今日は天気は持たないようです。携帯で今日の下山を告 げ、白馬大池から乗鞍をこえます。

天狗原へは1度きたことがあるのですが、冬。あ、あの祠は見 覚えがある、と思ったのですが、冬道と夏道が違うのか、ぜん ぜんどこを歩いたのか記憶にありませんでした。

9時40分のロープウェイに乗り、ゴンドラで下山。2040 円で、高いなあ、と思ったら前回乗ったのはゴンドラだけだっ たからさほどの値段ではなかったのですね。

おりてきて、周囲を見回しますがバス停らしきものがありま せん。で、タクシーが1台止まっていて、八方第5駐車場まで 2700円とか書いてある。あれ意外と安い。どうせバスに乗っ てもゴンドラとリフト2本乗り継ぐんだから4000円コース だ。4000円で黒菱までタクシーでいっちゃうんだったら、 それでもいいやと思って値段聞いてみると6000円っ て言われた。4000円ならいくけど6000円は無理。いや、 ゴニョゴニョ…って言うと、5500円で、って言うんで、そ れじゃあ、って走らせてもらったら、正価で5600円だった。

というわけで、あっという間に午前中に車が回収できてしまい ます。温泉入ったり食事したりするお金はないのでまっすぐ八 方を出て、通勤割引−通勤割引で帰ろうと思ったのですが、午 前中なので甲府昭和まで一般道。塩尻から竜王までは足立のト レーラと一緒に走りますが、2車線になったらサヨーナラ。み んな黙殺するけどさ、R20大月や富士見の道路沿いなんか民 家の軒先なんだよ。5時頃にはじーちゃんが散歩したりして、 そこを、夜中じゅう、3分とあけずに高速道路を走れない大型 トラックが通行する。毎日。普通は寝られないですよね。僕は 僕で藤野のPAで通勤割引時間=一般道が混んで渋滞する時間 まで待つ。1時間PAで待たなければ、1時間30分早く自宅 へ帰れるわけだ。30分ぶんCO2も減る。そういう状況が、 果たして国民の利益なのかどうかよく考えてみたほうがいい。

冒頭のフリーズドライですが、07年期限のやつはだいたい処 分できたのですが、09年のやつはまだだいぶ残ってるナア… という感じです。

9月に入ると、南アの山小屋はだいぶ閉まるし足もなくなる。 だけど、場所を選べばけっこう登れるものだと思った。1万尺 は厳しいにしても、2500m位ならかなりいける。悪天にも あたったから、これはまず順当な判断と思う。来年からは、9 月前半位までは夏山対応でいってみようかと思った。

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写真 大黒銅山跡付近
写真 餓鬼山付近から
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写真 餓鬼山避難小屋
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写真 清水岳山頂
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最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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