サイトマップ | 更新停止のご案内 | このサイトについて



筆者の山行リスト

日本横断
☆太平洋日本海縦走

北海道
☆北海道の山々

北アルプス
★槍・穂高・笠ヶ岳
☆槍ヶ岳〜剱岳縦走
★蝶が岳・常念岳
☆雲ノ平周遊05
☆雲ノ平周遊08
★乗鞍岳
★燕岳・餓鬼岳
☆五竜・鹿島槍
☆水晶岳
☆白馬岳

南アルプス
☆鳳凰山・北岳・仙丈
★南ア全山縦走2000
☆日本横断敗退2001
☆南ア全山縦走2002
☆南アルプス縦走2006
☆南ア全山縦走2010
☆南ア全山縦走2012
☆雨乞岳・日向山・入笠山
☆櫛形山
☆木曽駒ヶ岳

関東周辺
★富士山・宝永山
☆伊豆・天城山・幕山
☆雲取山・三頭・笹尾根
☆丹沢・塔ノ岳・大山
★箱根・金時山
☆富山・伊予ヶ岳
☆梅ヶ瀬渓谷

中央道方面
★大菩薩嶺
★茅ヶ岳
☆僕の一名山=明神山
☆大月駅周辺・三つ峠
★金峰・瑞垣山
☆御正体山・道志
☆石老・高尾・陣馬
★乾徳・甲武信岳
★蓼科・天狗・霧が峰
☆両神山・奥武蔵
☆恵那山
☆御嶽
☆御座山・西上州

東名方面
★静岡県の低山

東北方面
☆蔵王・吾妻・磐梯
☆白神岳
☆大潟富士
☆八甲田山・八幡平・岩木山
☆岩手山・栗駒・秋田駒
☆男体山・女峰山・奥白根
☆筑波山

関越方面
☆燧・至仏・会津駒
☆武尊山・吾妻耶山
☆谷川・平標・苗場
☆赤城・子持山
☆弥彦山
★巻機・平ヶ岳・越後駒

上信越方面
★四阿山・浅間山
☆妙高・雨飾・高妻
☆富山県の山

関西方面
☆大台ケ原・大峰山
★白山・荒島岳
☆伯耆大山・氷ノ山
☆四国剣山・三嶺
☆伊吹山・霊仙山

九州方面
★開聞岳
★霧島山・高千穂峰
★久住山
★祖母山
★阿蘇山
★英彦山
★雲仙
☆九州の山
☆九州の山2013

   
写真
谷川岳〜平標山稜線

4〜7、谷川岳馬蹄形縦走へいってきますた

少なくとも5年はやろうと思って暖めていた縦走なのですが、時期も10 月と決めていた。仕事してた頃は10月の山行などありえなかったし、 それからも何かバタバタとしているうちに年月がだいぶ過ぎ去ってしま いました。夏山の疲れも出る時期だし、10月は目先の冬山で浮かれが ちである。谷川と、あと笊と、この時期の計画はみんな時期があわずに 流れ続けてきた。
まあ、やろうやろうと言っていても、ろくに地図も見ることもなかった 位だから、あまり積極的ではなかったのかもしれない。今回も天気予報 を見て、1人ならお流れにするつもりだったのだが、決行と言ってくれ たいいパートナーがみつかったので完走することができた。それも、ほ ぼ完全なカタチでの縦走になった。

登山靴の慣らしが間に合わなかったので、足元がローカットのハイキン グシューズになってしまった。で、足元が弱いので上屋も極力軽量化し ます。軽量化しますが、使うことはないだろうなと思いつつ秋口なので ツェルト代わりにテントは入れました。カメラは中判を1台でデジタル は置いていきます。レンズは2本の予定だったのですが、レンズは子供 撮り用と兼用、ボディは別々なので子供用につけたままうっかりして1 本忘れてしまい、1本になってしまいました。

4日(土合橋〜白毛門〜朝日岳〜清水峠)

今週から車が車検入庫のためびつ朗でおでかけです。横浜新道だけ走っ てR1→R15→晴海→湾岸道路→首都高→外環経由で関越に乗ります。 びつ朗でしんどいので90しか出ません。トラックの後ろをくっついて 走ります。普段より余計に時間がかかりました。
入山は土合橋なので、最寄のICは水上ICになります。出たら水上・ 谷川岳方面へ走ります。コンビニは最初の信号を左折してすぐのところ 左側にセブンイレブン。もう少しいったところ右側にヤマザキデイリー。 夜中あいてるGSはありません。
土合駅(や東京駅)が自宅から近い人は鉄道のほうがおすすめです。土 合駅へ直接入る電車の本数は少ないですが、水上駅まで電車ででて、水 上から土合駅まで谷川岳ロープウェイ行きのバス(またはタクシー)を 利用することもできます。帰りの車の回収に悩むこともありません。
http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/mina-rw-yunokoya-1.htm

駐車場は、土合駅の駅舎の前、道路をはさんで向かい側(バス停のある ところ)、それから土合橋のバス停を入ったところが使えます。土合駅 の駐車場は木曜日は1台だけ、3連休はほぼ満車になっておりました。 3箇所ともすているときなら大型車もとめられますが、…すいてるとき 限定ですね。混んでるときはハマります。

登山計画書は土合駅で提出することができます。

土合駅からは少し道路を谷川岳方面に向かって歩きます。交通量は少な いですが歩道がありませんので気をつけてください。踏み切りを渡って、 最初のカーブのところに「土合橋」のバス停がたっていますので、ここ を入ります。入ったところは広く駐車場様になっています。奥の細い道 はのぼり方面とくだり方面がありますが、下り方面をいくと、晴れて馬 蹄形縦走の看板とご対面です。橋をわたったところから登山道ははじま ります。

まず、白毛門の名前の由来から書いておきますと、冬季ジジ岩ババ岩は 雪で氷門のようになり、山頂付近が白髪頭のように見えるので名づけら れた、とある。>はしつめさん

白毛門へは一本調子の登りで手加減がありません。なだらかで展望の良 い蝶ヶ岳のような山を想像していたのに失意です。車でいける天神平の 駐車場を上に見ながら登るし、おまけに紅葉なんか全然はじまってねえ。 しかも長袖では暑くてたまりません。
登山口の標高が680m。高度計を見ながらじっと我慢の登高でやってくる と、1160付近で木に標高がかかれています。この場所で第一の休憩。
隣の谷川岳が見えているせいか、もうすぐ山頂へ出るのではいかという 感覚がありますが、大丈夫です。コースタイム分はたっぷり歩かされます。 いけどもいけども変化のないバカ尾根で、それもかなり進行したバカです。

はしつめさんの文章読んでノーマークの鎖場がどっかにあるな、とは 思ったのですが、松ノ木沢ノ頭直下でご対面することができました。ス トックしまったくらいだから、これは結構しょっぱい鎖場です。くだり ではもっとしょっぱいはず。いやあ岩が濡れてなくてよかった、なんて 言いあいます。この鎖場をこえると、松ノ木沢ノ頭です。

松ノ木沢ノ頭では森林限界の上へ出ます。左手に谷川岳の沢が、正面に 白毛門がよく見えるようになるのですが、…まるで紅葉していません。 真緑色です。この時期紅葉を楽しみにきている人もいるでしょうが、こ れは見るも無残ですね。
天気は、今日は曇りでこの場所ですから一雨あるくらいはあるだろうと 思っていました。が、おおはずれの好天に恵まれます。暑いです。

白毛門へは…まだ結構遠いですね。しかも斜度は手加減なしです。さら に登っていくと、レリーフか何かが入った大岩の基部のトラバースがやっ てきます。トラバース自体は難易度も高くないのですが、右側に落ちた ら相当痛い思いをします。最後の1歩は左の岩に下側から手を入れると かかりのいいホールドがあります。

もう少しあがったところからは谷川岳の絶景写真を撮ることができます。 どこか何か泊まるところがあれば、ここまできて朝日夕日の写真を狙う といいでしょうなあ。

あとは順調に標高を稼いで、もう高いところはありません。目の前が山 頂だ、と思った瞬間、再び鎖場がやってきます。1つ目ほどではないで すが、こっちの鎖場も甘くはない。これ下るのはかなりやだね、という 言葉が口から出ます。出発から4時間30分を回って、もういいだろと 思った頃にやってきたので気分喪失です。
これを乗り越えると山頂に立てます。山頂はさほど広くありません。展 望はほぼ360度ですが西側は近くまでしか見えません。目立つ展望は 浅間山、榛名山。やはり妙義は目立ちますが、その奥に両神山のような ものも見えました。奥秩父の向こう側に富士山が見える日もあるそうで すが今日は見えません。向きを変えたら、いちばんわかりやすいのが燧ケ 岳の双耳で、これがみつかれば左が平ヶ岳。右が至仏山、日光白根山。

谷川の東面はまったく紅葉していませんでしたが、ここから見える朝日 岳稜線の左西側はわりあいいい具合に紅葉が進んでいます。このルート を次は笠ヶ岳まで向かうのですが、2本の鎖場でかなり意気消沈してい るので、「くだりで悪いとこない?」なんて聞いてみます。聞いたとこ ろで行かないといけないものは行かないといけない。返事がかえってく るまえに席をたちます。

笠自体は左にみえている小さなピークで朝日岳と見比べると肩についた 寄生の山程度にしか見えません。で、手元の昭文社01年の地図に書か れているタイムも55分だしひと登りだろうと思ったのですが、ウスウ ス感じていた、「この地図のタイム、相当厳しいんじゃないだろうか」 が現実のものとなります。あっという間にタイムを通り過ぎて、なんか だんだん焦りとイライラが出てきます。天気も崩れてきました。白毛門 でお昼を取ったからもう12時を回って、夏山ならもう小一時間歩いた らテント、というような時間です。手持ちの水の量で笠泊まりはありえ ないので今日は行くしかありません。

笠ヶ岳の避難小屋はカマボコ型、4人くらいで程度はあまりよくありま せんが一応宿泊はできます。水はありません。

笠ヶ岳から朝日岳へ向かって、大登りしたあとの最初のピークは本峰と は無関係なのはわかっていたのですが、小ピークをいくつも登りくだり している間にどれが本ピークかわからなくなってしまいます。地図のコー スタイムの1時間15分は過ぎているし、もうこのへんだろうと思った のは大烏帽子の少し先の無名ピークでした。ようやく朝日岳に到着した のは笠ヶ岳から2時間。14時を30分も回った頃。

朝日岳はだいぶ量感のある広いピークで、裏手に湿原を抱えています。 ここはいいところだ。だいぶ歩いてきて、やっといいところにめぐり合 えた。でも、おいしいところはジャンクションピークまでで、あとはも う日没と競争で足場の悪い中を下っていきます。この時期だから15時 にはなんとかしたいなんていうのはもう夢で、日没ぎりぎりか?と思わ せる頃清水峠に到着です。遠くから三角屋根の避難小屋がみえていまし たが、それは避難小屋ではなくて、送電線監視小屋。避難小屋は手前の 小さい方がそれ。
中は程度普通で宿泊は可能と思います。ちょっと暗いですが、谷川の避 難小屋の中ではおそらく綺麗なほうから数えたほうが早い小屋ですね。

到着は16時30分を少し回ったところ。これから水の確保です。

清水峠の水場は南土合側を使いました。監視小屋の前を下って、標高差 はあまりなく、5分くらいいったところ。踏み跡のついていたとこは枯 れていて、その先がほんのチョロチョロと出ていました。今年は雨続き だからなんとか出ているけど、普通の年はどうかなあ、というできばえ です。

注:参考コースタイム(wakkyが設定したもの)

土合駅−土合橋 15分
土合橋−1160 1時間40分
1160−松ノ木沢ノ頭 1時間
松ノ木沢ノ頭−白毛門 1時間20分
白毛門−笠ヶ岳 1時間10分
笠ヶ岳−朝日岳 1時間40分
朝日岳−清水峠 2時間10分
---------------------------
9時間15分


5日(清水峠−蓬峠−茂倉岳−谷川岳肩の小屋)

昨夜は日が暮れてから、相当強い雨が降り続いていました。4時 頃目がさめたときはまだ降っていたので、あーあ今日は雨の中歩 くのか、と思ったら日が上がると同時に雨も上がってくれました。 とはいえ、あたり一面真っ白なので下を向いて歩くのが確定です。 笹の間の登山道。きっと晴れてればかなりいい気分になれるので しょう。でも、今日は足元を見るのがやっとです。笹の間の雫で 濡れるだろうと思って雨具は下だけ着用で出発しました。
やまねこさんは靴が合わないみたいでかなり厳しい靴擦れを作っ てしまったようです。馬蹄の一番てっぺんのはじっこだから簡単 にはエスケープできない。とりあえずばんそこ貼って今日は肩の 小屋までいき、明日様子を見て調子が悪ければ天神平へエスケー プでしょう。

今日は七ツ小屋山へむけて朝から頑張って登りますが、登った分 をぜんぶ吐き出して蓬峠にやってきます。あーあまたぜいぜいさ んにわっきーは花百いけてうらやましいなあとか言われそうです が、残念ながら10月ですから花は咲いていません。今日泊まり 予定の肩の小屋には水場がないので、ここで汲んでいきます。

蓬峠の水場は土樽側を使います。往復で20分弱くらいかかった から、片道10分とはいかないまでも、必要がなければ行きたく ない距離です。水はしっかり出ていましたので、まず涸れること はないでしょう。小屋は営業小屋ですが水は提供していない模様 です。

再び地図に設定されたコースタイムより遅れながら武能岳への登 り。時折ざぁっと降って本降りになります。使用した地図が昭文 社の01年のもので、中高年向けにタイムが改められる前の厳し いヤツですけど、それにしても厳しすぎます。まともに信用した ら日の短い秋口ですから遭難しそうです。昨日も日没直前に小屋 入りだったし、今日もまた…感がすでに漂ってイライラしています。

武能岳をこえたらまた蓬峠とほぼ同じ標高の1594までの下り で登った分を全部吐き出してしまいます。標高2000mに満たない 谷川だからと思ったけど、このルート結構アップダウンは厳しい です。初日も何か累積で1400〜1500くらい登らされるから北岳と 同じくらいとまでは言わないけど、アルプスの結構しおっからい ルートと同じ感覚です。この時期の谷川だから、最低でもツェル トは持ってないと怖いし、水場が水場なので荷物も重くなりがち。 あと、足場がけっこうよくない場所が多いので特に濡れてると時 間がかかる。
茂倉岳までの400mの登りは高度計をあわせて黙々と登ります。山 頂でお昼の予定でしたが、やっぱり遅れて1800付近の台地で時間 切れ昼食です。さあ水を飲もう、と思ってザックを見てみたら、 水が1本足りません。たぶん蓬峠に置き忘れてきたのでしょう。 いつも出発するときに忘れ物は確認するようにしていたけど、雨 がちだしちょっとタイムがおしていてイライラしています。あの ときちゃんと確認したかどうか自信がありません。
ここしばらく、マイ水筒を持ち歩いています。山行くたびにペッ トボトル買うのは財政的に負担だし環境にもイマイチだからと思っ てナルゲンのボトルを買って使ってるけど、環境のためのなれの 果てが、山の中に置き忘れではしゃれになりません。水が1本な いくらいは山行に影響はないけれど、自然を汚したということで かなり自己嫌悪が入ってしまいます。茂倉へののぼりはかなり気 分が↓↓で、かなり憂鬱です。
本日の最高点茂倉岳の山頂は、360度です。360度、まっし ら。あーもう何しにきたんですかねえ。なんだろう。馬蹄形の一 番核心でおいしいところがまっしらというのでは良くないですね。 でももう稜線にあがったし、厳しい上り下りはないだろうと踏ん だら、一ノ倉岳と谷川岳の間でしょっぱい鎖につかまります。岩 が濡れてるし、これどうなのよ、と思いましたが、もういくしか ないのでいきます。
ノゾキっていうのもあります。地図に書かれている通り、一ノ倉 岳と谷川岳の間、一ノ倉沢側(群馬県側)は切れおちていますが、 一ノ倉側の絶壁と登山道の間は、そこそこ離れている場所が大半 です。一応、頭の中から「ゼッペキに近づいたときは注意」とい うことだけ抜け落ちなければ、さほど危険性は高くないと思いま す。このルートの場合、最後の時間なので疲れて足があがらなかっ たりしたら要注意でしょう。

ちなみに、一ノ倉岳の避難小屋はカマボコ型で2人。水場なし。 荒廃というほどではないと思いますが、この界隈の小屋としては 一番アレでしょう。茂倉の避難小屋が94新築で20人で水場あ りのトイレ付きですから、ここはどうしてもこの場所、というの でなければあまり予定宿泊にはおすすめできないですなあ。

でもって、もう夕方3時近くなって、ようやく谷川岳へ到着で す。もうゴンドラの最終に間に合わない(推定)時刻で、しかも まっしらですから予想通り誰もいません。ふたりじめの山頂を満 喫…満喫したいですねえ。でも、この天気では満喫気分ではあり ませんし、時間がおしているのですぐ通過です。15時30分も過ぎ る頃肩の小屋に到着です。縦走路中初のトイレなので、まずトイ レにいきまして、でもって挨拶はこれですよ。こんばんは〜遅く なりました〜。そんなに遅い出発じゃないのに、あーあ。夕食食 べたらもう日没だし。じゃあ、とりあえずビール飲んで、明日行 くか帰るか考えましょう。えっとビールください。…え?売り切 れなの?発泡酒しかない? 〜( ̄▽ ̄〜)(〜 ̄▽ ̄)〜

凸(▼ー▼)凸

くそー発泡酒で酔っ払ってやるぅ〜ごきゅごきゅごきゅぷはー ちなみに、濡れ物を乾かそうとおもってザックカバーをはずした ら、なくなったと思っていた水筒が1個、ゴロンと出てきました。 これ、結果的には問題なかったけど、ザックの中からおっこったっ てことだから、置いてきた以上に問題アリだよな…


肩の小屋は素泊まり寝具なし2000円。営業小屋なので食事も頼め ます。

注:参考コースタイム(wakkyが設定したもの)

清水峠−七ツ小屋山 1時間15分
七ツ小屋山−蓬峠  1時間
蓬峠−武能岳 1時間15分
武能岳−茂倉岳   2時間
茂倉岳−一ノ倉岳  30分
一ノ倉岳−オキの耳 1時間10分
オキの耳−トマの耳 20分
トマの耳−肩の小屋 5分
----------------------------------
7時間35分

6日(肩の小屋−万太郎山−仙ノ倉山−平標山−平標山ノ家)

昨日発泡酒飲んでいい気分で、で、行くの?いきますか。ああそう ですかいきますか。ということになったので、行くことになりまし た。周囲は大ガスですが、時折空も見えています。
肩の小屋から下っていき、中ゴー尾根分岐をこえると、あとはエス ケープするまともなルートはありません。平標までいくしかなくな ります。覚悟は決まりました。
1764からオジカ沢ノ頭間はだいぶいやらしいルートです。オジカ避 難小屋はカマボコ。ここをこえてしまえば、そんなに足元のよくな いところはないのですが、代わりにグチャグチャのヌチョヌチョに なります。大障子をこえる頃には、もうズボンはまっくろくろすけ ですねえ。あーあ今日はこれで寝るのか憂鬱だ。

今日はエビスで泊まるにしても平標までいけるにしても水がない公 算が大なので、大障子の水場で水を汲んでおきます。
水場は相当下です。ガレから右手のヤブを下って、掛け値なしに10 分かかりますね。特段の理由がなければ行きたくないところです。 そんなに遠くないからとか言われて1Lだけ汲みにいったけど、あ んなに遠いのがわかってれば行かなかったですよハイ。
ちなみに、大障子の避難小屋はカマボコです。宿泊にはまずまずと 思います。

万太郎山あたりにくる頃までにはもう空は絶好の好天に変わります。 こちらの方の稜線は紅葉もはじまってますし、あのムチャクチャな タイムがなければかなりいい気分です。だって、万太郎山から越路 の乗越まで、地図には40分って書いてあるけど実際には1時間20 分もかかったのですからうんざりです。でもああ僕らがこうしてい るまさにそのときに、幽ノ沢でおっこちて死亡事故。

越路の避難小屋はカマボコで宿泊にはまずまずと思います。水場は ありません。

3連休初日なので、結構いっぱい人が通ります。乗越で1人とすれ 違ったので、もう今日はこれだけだろうと思って1620付近の台地で 登山道に荷物広げて昼食にしたのですが、食事中に通過していく人 がいました。この時期は油断ならないです。

でもって、エビスの避難小屋はカマボコで宿泊にはまずまずと思い ます。水場はありません。
http://tozan.net/tozan/tanigawa/0306taira/index.html
でも書きましたが、平標登山口側から仙ノ倉へやってきて、1泊す るにはあまりにも無駄に下りすぎます。鞍部に建ってるから、掛け 値なしに240m下ります。僕らは逆からいくから、240mの登り。

仙ノ倉の山頂が15時。エビスあたりではだいぶ人とすれ違ったけ ど、さすがにもう誰もいなくなってしまいました。少し日が傾いて きて、谷川岳ももう見納めです。

♪私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
仙ノ倉に 仙ノ倉に登って
あの大きな空を 吹きわたっています


誰もいない夕方の稜線歩きは、どちらかといえば登山のルールに反 するようでいて、たそがれていい気分になれたりもします。仙ノ倉 がいちばん高いから、もうあとは下るだけ。長い間夢見たこの縦走 ももうおしまいです。以前平標登山口側からきて、仙ノ倉と平標の 鞍部がとても素敵で、仙ノ倉の向こう側ももしやと思いましたが、 そんなところはなかった。
少し急ぎながら、この縦走路で一番いい場所を楽しみます。

平標山が16時を少し回ったところなので、このまままっすぐ下り ても最終のバスには間に合います。間に合いますが、越後湯沢駅へ 出た後の電車がない。上越新幹線で上毛高原へ出てタクシーを頼む という手もあるのですがあしたも休みですから無駄にお金を払う必 要もない。今下山すれば慌てて高速で帰ることになるし、明日なら のんびり温泉に入って帰れる。だから、ここは1泊です。

平標山ノ家にむかってくだっていくと…あれ?なんかテント張って る人もいますねえ。テント張れるようです。3連休初日ですから小 屋は大混雑です。テントが張れるのであれば迷うことなくテントで す。いやあ、こんなこともあろうかと思ってテントを背負ってきた んだよね。ちょっと狭いですが、テント場にテントを張ることがで きました。
もうちょっと良く見ると、じゃかじゃか水が出ています。だって、 地図にはなんか水場までとんでもない距離の赤線がひかれてるんで す。ひかれてるということは、=小屋では水が出ていないというこ とではないんですか?背中に入ってる大障子からもってきた2Lの 水はどうしてくれるんでしょう。これがなければ、15分は早く到 着しただろうに。

あーもういいや、ビール飲んで忘れよう。ビールじゃビール。とい うことで、600円のビールが2本です。素泊まりとテントの差額も出 たし、お祝いだと考えれば高いものではないでしょう。


注:参考コースタイム(wakkyが設定したもの)

肩の小屋−オジカ沢ノ頭  1時間15分
オジカ沢ノ頭−大障子避難小屋 1時間
大障子避難小屋−万太郎山 1時間30分
万太郎山−毛渡乗越  1時間
毛渡乗越−エビス大黒ノ頭 1時間30分
エビス大黒ノ頭−仙ノ倉山 1時間20分
仙ノ倉山−平標山  1時間
平標山−平標山ノ家  30分
---------------------------
9時間5分


7日(平標山ノ家−平標登山口)

縦走中一番の朝日に恵まれました。平元新道をくだって1時間の登 山道歩きと1時間の林道歩きで平標登山口のバス停におりたちます。 林道わきの水場はまあまあ出ていました。林道を歩いてゲートをく ぐったあたりが3分の2。別荘地内へ入ればまもなくバス停です。

バス停の近くにはラーメン屋があるので待ち時間をつぶすのに便利 です。…って、あんたそれ、ラーメン屋じゃなくて縦走で余ったイ ンスタントラーメンをバス停の前で作ってるだけじゃないですか? そういうのはラーメン屋とはいいません。


注:参考コースタイム(wakkyが設定したもの)

平標山ノ家−林道 1時間
林道−平標山登山口バス停 1時間
---------------------------
2時間


登山口からは越後湯沢行きのバスに乗って、そこから土合まで電車。 回収したのが昼過ぎですから、半日かかった計算です。
にしても、電車だと400円で谷川岳こえられるのに、自動車だと自 分で労働して1350円+ガソリン代。つくづくオカシイ国だと思ったよ。

入浴は湯ノ小屋温泉の混浴を使います。混浴なんてのは女の子向け のアイテムで、女の子は楽しいだろうけど別に男が入っても面白く もなんともない。ないですけど、水上あたりの土地カンがないし、 森でも見えなきゃやってられんので少し走りました。

びつ朗、できの悪い方の国産車で長距離走るのはかなりしんどいで すが、自分の車よりガソリン代は格段に安くなる。2人のっけて参 考燃費18km/Lでしかもレギュラーだからガソリン代半分とはいわな いけど、確実に3分の2で済む。CO2排出量も3分の2。1人で 200キロ圏内の時はこっちにしようかなあ。


下山後の車の回収なのですが、

平標登山口(越後湯沢行)のバスは7〜8本程度でかなり実用的です。 最終は19:35まであるので、通年で日没までに下山すればOKと考えて いいと思います。
http://www.naeba.gr.jp/m/s/taira.htm
http://www.naeba.gr.jp/access.shtml
ただし、越後湯沢から水上へ抜ける電車は、5本。最終が17:55ですの で、
http://www.jreast-timetable.jp/0710/timetable/tt0285/0285050.html
この電車に乗るには、17:15発が17:51駅着ですが、4分できっぷ買って 改札までいけるかなあ…たぶん15:50に乗らないと間に合わないでしょう。

もう1つの手としては、新幹線を使って上毛高原駅へ出て、そこから水 上駅までバス、そこからタクシーを使う手があります。最遅で19:16に上 毛高原を出ると、水上駅は19:39。
もっと遅くなるようなら上毛高原からタクシー。バスで1時間近くかか る距離なので、だいたい万収と思います。
朝一の水上行きの電車に乗れて、帰り新幹線で帰れる圏内の人だったら、 公共交通機関の悪くないところだから、やっぱり電車ででかけるのがお すすめだと思います。


同じルートを2泊3日でやる場合、2日目に大障子の避難小屋を確保で きるかどうかがキモだと思います。夏場ならともかくとして、秋口に肩 の小屋発だと、普通の足ではどうしても下山が16時を回るでしょう。 そうすると、車が回収できない。肩から2時間先の大障子が確保できれ ば、3日目15時55分のバスに乗れるので、最終の水上行きに乗れる。

このルートは結局水場が限られるので、背中に水をいれとくか、軽荷で もう次の水場まできっちり確保するか、いずれかになる。涼しくて水の 消費量も減る秋口は秋口で出発が遅くなるし、夏場は暑くてしんどい。 うまくいかなければ万太郎山から土樽へエスケープできますけど、その へんの作戦をうまく詰めていくのが2泊3日の成功のカギと思います。 最新の地図はどうなってるかわかりませんけど、古い地図を一瞥してタ イム通りで計画すると、たぶんハマると思います。

写真
写真
写真
写真 谷川岳トマの耳付近から朝日
写真
写真 谷川岳山頂標識
写真
写真
写真
写真 オジカ沢ノ頭を見る。
この作品は湯沢トレッキングフォトコンに応募したため、規定上著作権フリーです。
ご自由にお持ち帰りください。
写真
写真
写真
写真
写真 中央一番奥が谷川岳
写真 越路の避難小屋付近
写真 奥右側が苗場山
写真 仙ノ倉山を見る。左はエビス大黒ノ頭
写真
写真
写真
写真
写真 エビス大黒ノ頭と仙ノ倉山
写真
写真 松ノ木沢ノ頭から谷川岳(1日目)
写真 白毛門を見上げる(1日目)
写真 谷川岳
写真 白毛門方面
写真
写真
写真 白毛門山頂から谷川岳
写真
写真 谷川岳を見る
写真
写真 これが初日のやっかいな岩のトラバース路。これは上から下をみたところ
写真
写真 平標山ノ家の前から夕日(3日目)
写真
写真 平標山ノ家へむかって下る稜線(3日目)
写真 仙ノ倉山をふりかえる(3日目)
写真 右奥が平標山
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真 笠ヶ岳の避難小屋と朝日岳(左奥)1日目
写真
写真
写真 笠が岳と朝日岳(1日目)
写真 清水峠の避難小屋
写真
写真 朝日岳山頂(1日目)
写真
写真
写真
写真
写真
写真
写真

区切り線

*この山行のデータ(山行日基準)* データの見方
ルート 土合橋−白毛門−朝日岳−清水峠−蓬峠−茂倉岳−谷川岳−万太郎山−仙ノ倉岳−平標山−平標山ノ家−平標登山口
地図 Yahoo! 谷川岳
地形図 茂倉岳
難易度 文句なしに★★★です。白毛門だけでも体力度に★★半+危険度★★★をつけていいと思います。
所要時間 本文の通り
他の季節 冬場は第一級の難易度を持った山。縦走に限定すると夏は暑いでしょうから、5〜6月頃か秋口10月前後になると思います。
トイレ 土合駅、肩ノ小屋、平標山ノ家。縦走路中は非常に少ないので覚悟が必要です
水場 本文の通り
避難小屋 本文の通り
幕営適地 国立公園内のため幕営できません。
交通 本文の通り。駐車場まで舗装
登山計画書 本文の通り
問合せ先・参考文献 (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
その他  

最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




mixiチェック

mailto:mailaddress

tozan.net - http://tozan.net